※誰が聴いてもヘヴィ・メタル!な楽曲を紹介していきます!
アメリカのヘヴィ・メタル・バンド、マニラ・ロード(MANILLA ROAD)が、1983年にリリースした3枚目のアルバム『Cristal Logic』の2曲目に収録。
ウォーロード、ヘヴィ・ロード、そしてマニラ・ロードという、マニアックメタル界の”3大ロードバンド”(スミマセン、勝手に命名してしまいました(汗)、他にもリージュ・ロードとかもいますよね)の中でも、マニア・ロードほどマニア心をくすぐるバンドはいないでしょう。筆者は最初”マニア・ロード”とバンド名を読み違えたほどです(笑)。
総帥マーク・シェルトン(Vo、G)が率いたマニラ・ロードは、77年にカンザス州で結成され80年代に入りデビュー。82年にはその名も『Metal』というアルバムをリリースするものの、未だ低クオリティだったんですが、一気にレベルアップした作品が『Cristal Logic』でした。
古代神話などをモチーフにしたエピック・メタルの始祖的な世界観とサウンドは、アンダーグラウンドのメタルを愛する世界中のマニアに歓迎されました。All Musicのレビューで4.5ポイントですからね、その高評価に驚かされます。Spotifyでも100万回再生ですよ!
ところが日本ではFEMSですら日本盤化せず、専門誌でものちのアルバムが酷評されるなど、ほぼマニア御用達のバンドに甘んじてきました。もっとも、ペランペランに薄っい俗にいう”シケメタル”的な音作りと、鼻にかかったクセが強い声質で歌うマークのへなちょこヴォーカル、ヒッピーの残党のようなルックス、カリッカリのギターサウンド等、ツッコミどころ満載なのも事実です。
それでも、ピュアなメタル作品として捉えると、海外での高評価も納得できるところでしょう。今回ピックアップした「Necropolis」は、疾走するプリーストの如きクールなテイストを放ちながら、劇的に展開していく勇壮なヘヴィ・メタル・チューンです!
マークが歌う必殺のサビメロ”Lost in Neropolis~♪”は、何度もリピして鼻歌を口ずさみたくなる(笑)中毒性がありますね〜。あくまでもマニアに向けたバンドですけど、”意外といいじゃん!”と思える楽曲、フレーズがあるはずなので、ぜひ怖がらずにチャレンジして欲しいですね!
ぜひ、一度聴いてみてください!