※誰が聴いてもヘヴィ・メタル!な楽曲を紹介していきます!
イギリスのヘヴィ・メタル・シンガー、オジー・オズボーン(Ozzy Osbourne) が、1988年にリリースした5枚目のアルバム『No Rest for the Wicked』の1曲目に収録。
今週は、オジー・オズボーンの最新作『Patient Number 9』の発売にちなんで、オジーに関連した楽曲を取り上げています。
ジェイクとの蜜月がアルバム2枚で終焉を迎えてしまい、後任に選ばれたのが今も盟友のザック・ワイルドでしたね。ブロンドヘアにレスポール(くるくる巻きペイントでしたけど)の組み合わせといい、その風貌を最初見たときには、嫌が応にもランディの残像が思い出されてしまいびっくりしました。
今のワイルド過ぎるザックからはすっかり忘れてしまいがちですけど、当時はむしろ美少年カテゴリーで見られていましたよね。ルックスは線が細くとも、そのギターサウンドは極太かつダイナミックなもので、名前通りにワイルドなイメージさえ感じさせるものでした。
前作とは打って変わり、ややサバス的なヘヴィネスへの回帰も果たし、粒ぞろいの楽曲が収められています。中でも有名曲といえどオープニングを飾るにふさわしい名曲「Miracle Man」の出来栄えがズバ抜けているので、今回は機をてらわずにピックアップしました!
もうイントロのぶっといエッジの効いたリフから、オジーの湧き上がるような笑い声が聴こえてきた瞬間から、掴みはOK!という感じですね〜。そこいら中でピーピー鳴りまくるザックのピッキングハーモニクスの気持ち良いこと!ひたすらにゴリゴリのピッキングで弾ききるソロプレイといい、ジェイクともランディとも違う、ザックならではのプレイスタイルがここに凝縮されています。
前作から参加した今は亡きランディ・カスティロによる独特なタイム感と、手数の多いド派手なドラミングもこのサウンドにマッチしていますね〜。
アルバム発売後、89年の来日公演に行きましたけど、オジーの調子も絶好調、お披露目のザックもすでに自分らしさ全開のプレイスタイルに徹していました。アピールが強烈なギターソロが15分〜20分!もあって、とにかくポイズンのCCデヴィルの次くらいに長かったです(笑)。
ライヴの出来自体は申し分なく、振り返ってみればオジー史上では最も興奮し、かつ感動したライヴでした〜。
ぜひ、一度聴いてみてください!