※メタルの激しさとのギャップが美しい、バラードの魅力を紹介します！
イギリスのヘヴィ・メタル・シンガー、オジー・オズボーン（Ozzy Osbourne） が、1991年にリリースした6枚目のアルバム『No More Tears』の3曲目に収録。
今週は、オジー・オズボーンの最新作『Patient Number 9』の発売にちなんで、オジーに関連した楽曲を取り上げています。
ザックへのギタリスト交代がうまくいき、加入後に行われた来日公演の素晴らしさも脳裏に残りつづけただけに、90年代に入ってもオジーは安定した活動を続けるものだと、すっかり思っていました。
そうした中で突然の引退宣言が報じられたあの時は、衝撃というよりも本当なの？？と、狐につままれるような気持ちがしましたね〜。けれども日本でのラストコンサートまで決まってしまい、、最後のアルバム（当時。。）として発表されたのが本作でした。
もうジャケットからして、なんだか最後っぽいですし、タイトルを見てもそんなん泣くやろ〜っていう雰囲気が充満していました。モーターヘッドのレミーも協力したアルバムの楽曲は、いつものオジー節全開で、まだまだ引退が惜しいと思わせるものでしたね。
感傷的にならざるを得ない気持ちを一番高めたのが、今回ピックアップしたバラード・ナンバー「Mama, I'm Coming Home」です！オジーのバラードはどの曲も優しさと味わい深さに溢れていますけど、この曲は引退というシチュエーションの中で、よりリアルにメロディの良さが響いてきます。Spotifyの再生回数は1億5000万回以上！を記録していますね。
当然のごとく、アルバム発売後のラスト公演に駆けつけたんですけど、この曲はひときわ胸に染みまくりましたね〜。それまでのオジーが走馬灯のように思い浮かび、今考えると不覚でしたが（笑）自然と涙が溢れてきました。ライヴが終わって立ち尽くしてしまうほどの気持ちになったんですが、、、。
結局、引退撤回やないか〜い！って、悲しんだ分嘘つき〜と、少しは言いたくなりましたけど、スコーピオンズ、モトリー・クルー、そしてキッスと、その後も引退ビジネス（汗）は色々と続きましたね。これからもなくならないでしょう（笑）
いずれにせよ、オジーが現役を続行してくれたのは、今となっては素直によかったと思えます！
ぜひ、一度聴いてみてください！
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