※誰が聴いてもヘヴィ・メタル!な楽曲を紹介していきます!
アメリカのヘヴィ・メタル・バンド、ケージ(CAGE)が、2003年にリリースした1枚目のアルバム『Darker Than Black』の2曲目に収録。
先日KK'sプリーストの新作をレビューしましたが、ドラマーのショーンエルグについてあれこれ注文を書いたので(汗)、今回は関連で彼が参加しているケージをご紹介しましょう~。
ショーンは2015年の7枚目『Ancient Evil』、2019年の8枚目『Science Of Annihilation: Re-Annihilated』と近作に参加していますが、ケージのカリフォルニア・サンディエゴでの結成は、1992年に遡ります。
すでに活動歴30年を超えるベテランのケージは、一貫してジューダス・プリースト直系のこれぞUSパワー・メタル!というサウンドを奏で続けています。結成以来のメンバーはショーン・ペック(Vo)とデヴィッド・ガルシア(G)の二人で、彼らこそがケージそのものと言ってよいでしょう。
98年のデビュー時は未完成な感は否めませんでしたが、次第にクオリティを上げていき、ドイツのマサカー・レコーズと契約した本3枚目で一気にグレードアップ。その後ものちにリレコした代表作といえる5枚目『Science Of Annihilatio』など作を重ねましたものの日本ではほぼ無名のまま。ようやく6枚目『Supremacy of Steel』で日本盤化されましたね。
正直なところ、剛球一直線の濃厚なメタルなので、相当なトゥルーメタル好きでないとどのアルバムも通して聴くと胃もたれ必至です(汗)。普通のメタルファンなら、ストリーミングで曲を選んで聴くのが無難ですね(笑)。その中で聴きどころはやはり、ショーン・ペックのハイトーンボイスでしょう。強靭極まりない歌唱は特筆ものの凄さです!
今回、サウンドプロダクションも含め最も好みな3枚目からピックアップした「Kioll the Devil」は、ハルフォードの名曲「Resurresciton」を彷彿とさせる、ぐいぐいと突き進むリズムがクールなヘヴィ・メタル・チューンです!ハイトーンもかなり寄せてきてます!
ケージの各アルバムのオープニングは、1曲目のSEから2曲目に雪崩れ込む、メタルの様式に沿った流れが多いですけど、ここでも前曲のストーリーテラーのSEから繋がり、次第にテンポと劇的さを増し盛り上がっていく展開がクールですね。
ぜひ、一度聴いてみてください!