※生きる養分、大好物のメロハー曲を紹介していきます!
カナダのメロディアス・ハード・ロック ・プロジェクト、ファイナル・フロンティア(FINAL FRONTER)が、2002年にリリースした1枚目のアルバム『The First Wave』の11曲目に収録。
以前に新作レビューをこのブログでご紹介したロブ・モラッティ(V0)と、こちらも以前楽曲をご紹介したヴォン・グルーヴのムラデン・ヘイズ(G,Key他)によるプロジェクトがファイナル・フロンティアでした。
カナダにおけるボイス・オブ・カナディアンメロハー(勝手に言ってます笑)の一人であるロブと、こちらもメロハーファンには評価の高いバンドに在籍したムラデンの合体ですから、サウンドの指向性は想像できますよね。
バンド名は「フロンティア」と名付けているものの、海外ではフロンティアーズではなくZレコーズからリリースされたデビュー作は、日本で先行発売され、当時隆盛した日本のメロハーマーケットに歓迎を受けました。
アメリカ勢のような大陸的でキャッチーなカラッとした要素だけでなく、ヨーロッパ勢のような湿り気と陰りのある叙情性も有しているのは、ははりカナダのメロハーアーティストならではの美味しいバランス感覚ですね。
アルバムでは2枚目の『The Second Wave』がとりわけ人気が高いようですし、それも納得の出来ではあるものの、残念ながら現時点でストリーミング解禁されているのは1枚目のみです。とはいえ、本デビュー作にもファイナル・フロンティアらしさが感じられる良質なメロハーが詰まっており、十分に楽しめるはずです。
ジャーニーのごとくポジティヴなフィーリングが心地よい「Show Your Love」も好みなんですが、今回は基本が陰りのある初期ボン・ジョヴィ、間にジャーニーライクなバースが挟まって2度美味しい(笑)「The Last to Know」をピックアップしました!
ロブの強烈に分厚いサビの人力ハーモニーはフック満点で、しっかり耳を捉えてくれます。できたら最後は転調してほしかったなあ(笑)。タイトル通り、アルバムラストに収められていますけど、この手の美味しい決め曲は大体2,3曲目に配置されることが多いのに、最後に登場するのは意外性があって嬉しいところですね!
ぜひ、一度聴いてみてください!