※これぞ80ｓ！のイメージなヘア／グラム／LAメタル／R&R系を紹介していきます。
アメリカのハード・ロック・バンド、ボーンマシーン（BONEMACHINE）が、1996年にリリースした2枚目のアルバム『Disappearing Inc.』の 3曲目に収録。
80年代のヘア・メタル系隆盛の流れに80年代末期というギリギリのタイミングに乗って、本国に加え日本でも女性ファンを中心に人気を得たデンジャー・デンジャー。
その勢いは90年代に入って、例えビッグ・イン・ジャパンになったとしても安泰と思いきや、3枚目のレコーディング後にテッド・ポーリー脱退（というか解雇）という意外な展開を見せます。ここからテッドとデンジャー・デンジャーは暫し泥沼化してしまんですが、テッドが負けじと結成した新バンドがボーンマシーンでした。
後にトミー・リーのメソッド・オブ・システムでの活動で知られるジョン・アレンⅢらが参加し、1994年にデビュー作『Disappearing Inc.』を完成。テッドの健在ぶりをアピールしました。さらに90年代の真っ只中に、時代に抗うように日本盤としてもリリースされたのが本作でした。
まずは気になるのが、このジャケットデザインでしょう。朽ち果てた世界貿易センタービルを見て、誰の目からも2001年の同時多発テロを想起させられますが、リリースはその5年前。まるで予言していたような、なんとも因縁めいたデザインにも見えます。
肝心のサウンドの方は、90年代の時代性を反映したヘヴィネスを漂わせつつも、隠しきれない80s感と、テッドの甘いボイスが活きるメロディがそこかしこに溢れているのがいいですね～。正直、当時はほぼスルーしていた作品ですけど（汗）、改めてストリーミングで触れると、意外と最後まで聴けました。
今回ピックアップした「Missing You」は、最も初期デンジャー・デンジャーの色合いを濃く残した、メロディアスなハード・ロック・チューンです！シンプルながらも間を活かした、じわじわと染み入る曲調と良質なメロディ＆ハーモニーで、メロディ愛好家にもアピールする楽曲といえるでしょう。こうした楽曲を歌わせると、やはりテッドは天下一品ですね！
ぜひ、一度聴いてみてください！
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