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【楽曲紹介】 ラウドネス(LOUDNESS)「Esper」

※80年代中心にハマりまくったジャパメタあれこれを紹介していきます!

 

日本のヘヴィ・メタル・バンド、 ラウドネスLOUDNESSが、1984年にリリースした4枚目のアルバムDISILLUSION〜撃剣霊化〜』の2曲目に収録。

 

先日ヴァン・ヘイレンの『1984』が世に出てから、この1月で40周年ということで、関連してコラムを書きましたが、その時を同じくして1984年1月にリリースされたのが、ラウドネスの本作でしたね。

ヴァン・ヘイレンの西暦タイトルのおかげで、洋邦HM/HRの最高峰レベルに位置するこの両アルバムは、そのリリースタイミングから2枚セットで当時の記憶が思い出されます。

 

DISILLUSION〜撃剣霊化〜』についてもラウドネスのフェイバリットチューン収録として、以前取り上げていました~。

それにしても、説明不要のジャパメタ史に輝く名作にもかかわらず、以前の35周年、今回の40周年と、『THUNDER IN THE EAST』で実現したような強力なアニバーサリーエディションが登場しなかったのは、本当に残念に思えます。

 

アメリカを制覇した歴史的偉業から『THUNDER IN THE EAST』がもてはやされるのは、勿論理解できるんですけど、リアルタイムで辿って聴いてきて、ラウドネスが進化した!という衝撃度では、個人的に本作に敵いません。LPに針を落として「Crazy Doctor」が流れ始めた瞬間の「すげー!」という心臓バクバク度合い(笑)は、40年経過しても身体のどこかに刻まれているものです。

 

今回ピックアップした「Esper」は、そんな1曲目の興奮冷めやらぬ中で、追い打ちをかける、必殺のラウドネス流儀のスピード・メタル・チューンです!今聴いても十分速いですけど、40年前の体感は相当なもんで、回転数間違えた?くらいのインパクトがありました。

 

高崎の開放弦をフルに生かした高速リフが最高にクールですが、聴きどころは恐ろしくタイトかつスピーディーに決めまくるリズム隊でしょう。樋口の極限までパワーと速さを同居させたラウドドラミングに加え、そこに完全にくらいつく山下のベースプレイの凄さは鳥肌ものですよね。ヘッドホンでベースラインを追っても、特に後半はどうやって弾いてるの?と未だに言いたくなります。

 

英語ヴァージョンも存在しますけど、このBPMの中で二井原が歌う日本語の方が圧倒的にいいんですよね。それにしてもこれを20代そここそで作り上げたとは末恐ろしい。。海外のスピード&スラッシュメタル勢にも影響を与えたのが頷ける名演でしょう!

 

ちなみにジャパメタファンにとっての伝説の映画「魔女卵」に、挿入歌としても使用されてました。

 

ぜひ、一度聴いてみてください!  

ESPER

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  • provided courtesy of iTunes

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