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【楽曲紹介】 ラウドネス(LOUDNESS)「Paralyzed」

※評価が今イチなアルバムの中に眠る、隠れた佳曲をご紹介していきます。

 

日本のヘヴィ・メタル・バンド、ラウドネスLOUDNESSが、1994年にリリースした11枚目のアルバム『Heavy Metal Hippies』の7曲目に収録。

 

ラウドネスの迷盤といえば、90年代後半に高崎晃が、俗に言うブッダ・ロックに心酔した三部作があげられるでしょう。あれを3枚(いや1枚も)通して聴く精神力は到底ありませんでした(汗)。さらには、二井原復活後の2000年代も、『Terror』を始め、徳間時代のアルバムの幾つかは、80年代からのラウドネスファンを寄せ付けない、重苦しい雰囲気が漂っていました。

 

そうした作品群を、1周回って評価する風潮も少しはあるようですけど、昨今のラウドネスが、ライヴでは80年代の楽曲をレギュラーチューニングでプレイし、新曲もかつてに近い音楽性に立ち返ったおかげで、すっかりバンドが息を吹き返したのは周知の通りです。そんな事実を見るにつけ、ファンが一番求めていたものが何かは明白で、あの暗黒時代のラウドネスは、別物のバンドだったんだなあと思えます。

 

ということで、ラウドネスの迷盤は選び放題なんですが(汗)、隠れた佳曲すら選ぶのも困難な作品も多く(汗)、今回はブッダ期直前のアルバムの中から選んでみました〜。沢田泰司樋口宗孝が離脱し、ドラムに本間大嗣を迎え、高崎がベースを担当して3人で仕上げた異色作ですね。

 

メジャーのアトランティックからの最終作で、ミックスがクリス・タンガリーデスとサウンドは良好なんですが、いかんせんサイケやオルタナの影響下にある楽曲が並び、個人的に退屈なのは否めません。。ほんと楽曲の方向性が、あまりに残念すぎるんですよね。。

 

そんな中で今回ピックアップした「Paralyzed」は、比較的ヘヴィメタル然としたリフで押す、アップテンポの勢いあるチューンです!このメンツだから当然ですけど、高崎が加入したフラット・バッカー(EZO?)といった雰囲気が感じられて、これは決して悪くないですね〜。この時期のライヴは、ツアーにアンセム柴田直人を迎えて、素晴らしいパフォーマンスを見せていますし、ホント、メンツは最高なので楽曲さえよければ!と思ってしまいます。

 

ぜひ、一度聴いてみてください! 

Paralyzed

Paralyzed

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