※生きる養分、大好物のメロハー曲を紹介していきます!
スウェーデンのハード・ロック ・ギタリスト、イングヴェイ・マルムスティーン(Yngwie Malmsteen)が、1994年にリリースした5曲入EP『 I Can't Wait』の1曲目に収録。
イングヴェイが約9年ぶりに5月来日するそうです(棒)。お馴染みのプロモーターを通してない点もなるほどなあ~と思わせる状況ですけど、、個人的にはラウドパークで観てしまったライヴがあまりに悪い意味で衝撃で、もうライヴはいいかなあと思った次第です。
YouTube等で観る最近のショウは、ステージ下手にドラム、ベース、キーボード(とついでに歌う人)がごちゃっと集められていて、インギーご本人がステージ上の領土拡張して90%くらい独占(汗)してますからね。
いっそバックバンドなんかつけず、全部当時の音源のオケを流して、インギーはセンターで全面マーシャルの壁にしたほうが潔くてわかりやすい気がします。
当ブログでもレビューした現時点の最新作もあまりな作品でしたし、、
個人的には80年代~90年代にかけて、フェイバリットギタリストといえるほどに大好きだった分、がっかり感が半端ないんですよね。やはり、歌モノや商業的な要素を完全に放棄してしまったのが、インギーがよろしくない方向性に走った原因といえるでしょう(勿論、誰にも止められないんですが)。
そういった意味で、今回ピックアップした「 I Can't Wait」は、今のインギーでは絶対にあり得ない方向性の歌モノとして、敢えて懐かしさでたまに聴きたくなる、キャッチーで良質なメロディアス・ハード・ロック・チューンです!
名曲「Heaven Tonight」や「Teaser」の系譜を紡ぐ楽曲ですけど、エクストリームの「More than Words」みたいなイントロのアコギプレイといい、アメリカンな雰囲気も感じられ、ファンの間でも賛否を呼ぶほどに、インギーのキャリアでは異色のテイストを醸し出していますよね。
ちゃんとインギー自身の作曲であるものの、ここでシンガーを務めるマイク・ヴェセーラの影響もあるんでしょう。ネオクラ一直線の音楽性の中で、こうした爽快なメロハータイプの良曲をサラッと作り演奏出来るところに魅力と才能を感じるんですが。。
曲調のみならずマイクとの関係を考えても、ご本人には完全黒歴史にされているんでしょうけど、こうしたタイプの歌モノ楽曲を創り出してくれた時代のインギーが大好きなので、これからも密かに愛聴していきたいですね!
ぜひ、一度聴いてみてください!