※これぞ80s!のイメージなヘア/グラム/LAメタル/R&R系を紹介していきます。
アメリカのハード・ロック・バンド、コールド・スウェット(COLD SWEAT)が、1999年にリリースしたアルバム『Unburied Alive』の 2曲目に収録。
キールの人気メンバーだったマーク・フェラーリ(G)が結成したコールド・スウェット。以前のコラムで1曲ご紹介しましたが、当時アルバム1枚だけのリリースであり、しかも良質なハード・ロックを披露してくれたので、かえって鮮烈な印象が残っていますね。
そのコールド・スウェットの見覚えのあるロゴマークを、ストリーミングでのニューリリースのおすすめで発見。もしや30年以上ぶりの新作か?と思い聴き始めたところ、えらく懐かしい80s(正確には90sですが)的な質感のサウンドで。よくよく調べてみると、未発表のスタジオ音源だったんですね。
リリース元はロン・キールによるKRF MEDIAで、同レーベルは自身のロン・キール・バンドなども扱っています。なんでも今年5月にメリーランド州で行われる80sメタルファンには毎年お馴染みのM3フェスティヴァルに出演するため、その記念盤としての意味合いがあるようです。
それにしても、懐かしのメンツが結集のした凄いフェスですよね。FAN HALENも観たいなあ(笑)
Archives: Artists | M3 Rock Festival
内容は未発表のスタジオ音源4曲に加え、2020年のモンスターズ・オブ・ロック・クルーズでのライヴ音源6曲、さらに1990年のドイツでのフェスのメドレー音源も含まれ、なかなかレアなものが含まれています。
このスタジオ曲がこうした発掘モノの割には良くて、デモ音源とかと違ってそこそこ楽しめました。今回ピックアップした「Out of My Own」は、とりわけメロディのフックもしっかりした、メロディアスなハード・ロック・チューンです!
トレブリーな歪みのギターリフを主体にした音像は、いわゆるLAメタルらしいサウンドや曲調なんですけど、コーラスのハーモニーや、メロディックにツインでも泣きまくるマークの扇情度の高いツインギターが、日本人好みのテイストを彩っています!
ぜひ、一度聴いてみてください!