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【楽曲紹介】オスカル(OSUKARU)「You've Been Waiting」

※生きる養分、大好物のメロハー曲を紹介していきます!

 

スウェーデンのメロディアス・ハード・ロック ・バンド、オスカル(OSUKARU)が、2019年にリリースした5枚目のアルバム『House Of Mirrorsの2曲目に収録。

 

今回はネオ北欧メロハー系から、オスカルをいってみましょう~。オスカルは元KATANAで活動したギタリストで、キーボードとソングライティングもこなすオスカー・オズ・ピーターソンことオズ・オスカルが率いるバンドです。

 

2010年に初音源となる8曲入り自主制作盤『GBG2LA』を発表以来、精力的な音源制作を続けており、フルアルバムを6枚もリリース。ストリーミングでもほぼ全ての音源を解禁してくれていますが、一貫してメロディアスで80sライクなサウンドを標榜したハード・ロックを生み出し続けています。目隠しをした女性を毎回登場させたジャケも印象的ですね。

 

熱心な北欧メロハーマニアには知られる存在とはいえ、日本盤CDとしては1枚目のフル作となる2012年の『Salvation』が発売されただけなのは残念な状況といえます。確かに初期の頃はまだプロダクションも稚拙な部分がありましたが、致命的だったのがシンガーがヘタウマというか音痴だった点が大きかったでしょう(汗)。

 

例えば、2013年の2枚目フル作『Triumphant』では男女ツインボーカル体制ですけど、まさかの二人ともヘタという(笑)、なかなか昨今のバンドでは珍しいパターンでしたね。プロトゥールスで直せよ!という感じでしたけど、正直者のバンドなのかもしれません(笑)。

 

楽曲や北欧メロハーに根付いた音楽性は十分及第点だっただけに、もったいない限りでしたが、次第にそうした課題も改善。女性シンガーは去り、よりオスカーのギターをフィーチャーしつつ、メロディを強化した近2枚の本作と、AORヘヴンからの2021年の最新作『Starbound』では作品クオリティも急上昇。むしろ、日本盤が出ていないのが不思議なくらいですね。

 

今回ピックアップした「You've Beem Waiting」は、キレのあるギターリフとドライヴ感あふれるリズムで躍動する、エッジの効いたメロディアスでキャッチーなハード・ロック・チューンです!

 

サウンドプロダクションも上質で、シンガーも初期に比べると見違えるようにピッチが良くなりましたね~。オスカーの伸びやかで扇情的なフレーズを連発するギターが、マスカレードやネイション辺りの80s~90s北欧メロハーワールドを呼び覚ましてくれるでしょう!

 

ぜひ、一度聴いてみてください!

You've Been Waiting

You've Been Waiting

  • Osukaru
  • ロック
  • ¥204
  • provided courtesy of iTunes