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【新作レビュー】デイトナ(DAYTONA)『Garder La Flamme』

※CDじゃなくても、ストリーミングで聴ける新作をご紹介します!

 

2024年10月18日、スウェーデンのメロディアス・ハード・ロック・バンド、デイトナ(DAYTONA)が、1枚目のニュー・アルバム『Garder La Flamme 』をリリースしました。

 

先日はメロハー系の新譜強化週間としていくつかご紹介してきましたが、1枚漏れてまして(汗)、すでにリリースから1か月ほど経ってますけど、中々良い作品でしたのでいってみましょう~。

 

このデイトナスウェーデンから登場した北欧メロハーのニューカマーになります。ラインナップは、ミス・ビヘイヴィアーのエリック・ハイクネ(G)を中心に、オスカルのフレドリック・ワーナー(Vo)、元エクリプスのヨハン・バーリン(Key)、元ミス・ビヘイヴィアーの二クラス・リンドブロム(B)、メロハー系作品にクレジットが散見されるカレ・ラーション(Ds)という5人編成となっています。

 

一般のHM/HRファンには誰やねんという感じでしょうが、北欧メロハーマニアには、ちょっとしたスーパーグループ?といってもいいでしょう。ミス・ビヘイヴィアーとオスカルは以前、楽曲をご紹介してましたね~。

こうしたメロハー系バンドに在籍するアーティスト達が、他にバンドを結成する場合、例えばスリージーなロックンロールを標榜したりと、全く別の音楽性でがっかりするケースもありますよね。

 

しかしながら、このデイトナはそうした心配は無用、あくまでもメロディアスなハード・ロックにフォーカスして、80sテイスト漂う音楽性を忠実にクリエイトしています。楽曲が粒揃いで捨て曲の類もないですし、メロディのフックも至る所で十分に感じられます。

 

中核となるのが、フレドリックのルー・グラムを彷彿とさせる声質とエモーショナルな歌唱でしょう。哀感も溢れる楽曲が多く、必然的にフォリナーを想起させられますね。サックスを交えた楽曲もあり、アーバンでクールなイメージを与えてくれます。

 

北欧メロハーらしい透明感よりも、良い意味で落ち着いたテイストも感じられる大人のメロハーで、どことなくハートランド辺りの荒涼感もあって、リピートを誘うこと請け合い。それでいながら、比較的新世代らしいフレッシュな感覚も宿っています、玉石混交の新世代メロハー勢の中では、間違いなく「当たり」の部類に入るでしょうね~。

 

海外でのレーベルがエスケイプですけど、古すぎずモダン過ぎず、バランスの良いサウンドプロダクションは、ちょっとモダン寄りのフロンティアーズ物より好印象ですね。エスケイプにはこうした北欧もののリリースも頑張ってほしいものです。

 

今回はアルバム2曲目に収められた「Kelly」をピックアップしました!サビへの俊逸な展開と強力なメロディラインのフックが光る佳曲ですね。それにしても、まるでルー・グラムが歌ってるみたいだなあ~。

 

聴いてほしい度

86

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Kelly

Kelly

  • Daytona
  • ロック
  • ¥204
  • provided courtesy of iTunes

アルバムはこちら!

Garder La Flamme

Garder La Flamme

  • Daytona
  • ロック
  • ¥1528