※80年代中心にハマりまくったジャパメタあれこれを紹介していきます!
日本のヘヴィ・メタル・バンド、コンチェルト・ムーン(CONCERTO MOON)が、1998年にリリースした2枚目のアルバム『From Father To Son』の8曲目に収録。
島紀史率いる様式美ジャパメタバンド、コンチェルト・ムーンは、以前に近年のリレコーディングベストの音源からご紹介していました。
この時はメジャーデビュー初期の音源がストリーミング解禁されておらず、代わりにリレコヴァージョンにしたんですけど、遂にVAP時代の音源がストリーミングで聴けるようになりました!あとはマンドレ時代の音源だけですね。
ジャパメタ暗黒期の90年代を経て、その暗たんとした時代に終わりを告げるそんざとして、絶妙のタイミングでメジャーデビューしたことで、とりわけその第一弾となった『From Father To Son』は記憶に残っています。単にエポックメイキングな作品にとどまらず、楽曲、パフォーマンスの充実度とともに、バンド史上でも1、2を争うアルバムなのは間違いでしょう。
島のギターは、ネオクラシカルな速弾きにばかり注目が集まりがちでしたが、ここではあくまでも楽曲を活かす形で緩急自在にプレイしており、イングヴェイの歌ものの良盤におけるプレイに通ずるセンスを感じさせます。
バックを務めるバルさんのドラミングもソツがなく良い仕事をしていますが、個人的には何と言っても、ボーカルの尾崎隆雄の声質と唱法が好きですね〜。馬力型でない日本人らしい侘び寂びを感じさせるスタイルは、メロディックな楽曲や島のギターともベストマッチでした。本作をコンチェルトの代表作のひとつに高めた大いなる要因と言えるでしょう。
そんな尾崎の魅力がジャパメタシンガーとしての魅力が最も出た1曲が、今回ピックアップした「The Last Betting」です!日本詞で歌われていることもあり、コンチェルトらしいネオクラシカルなテイストよりも、80s由来のジャパメタの遺伝子を強烈に感じられるのが最高ですね。
どことなく、アースシェイカーの「モア」辺りのテイストを彷彿とさせる、哀感をたっぷりと滲ませたメロディを、尾崎が抑え気味のハイトーンによる歌唱で、丁寧に歌い上げていくさまは聴きごたえ十分。異色にして良質な隠れた必聴チューンに仕上がっています!
ぜひ、一度聴いてみてください!
