11月15日に恵比寿リキッドルームで行われた、日本の女性ロックバンド、おとぼけビ〜バ〜のジャパンツアー2024、凱旋となるワンマン公演に行ってきました〜。
正直筆者は、今年になってTIKTOKなどを通じ、たまたまバンドのことを完全に後追いで知って興味を持ったクチです。楽曲もご紹介していましたね。
それからも色々気になって、海外でのライヴ映像等もチェック。いつか生ライヴを、できればワンマンで観て見たいなあと思ってましたが、ようやく念願が叶いました〜。
リキッドルームに行ったのは久々でしたが、オープン当初の綺麗な状態も知っているので、様々なライヴを経て、すっかり風格のある小屋の雰囲気に変貌していて、ちょっとびっくり。以前の感覚よりちょっと狭い感じもしましたね。
それでも、700~ 800くらいは十分入るキャパでしょうか、この夜はソールドアウトでびっちり満員!海外での活躍ぶりが伝わってきて話題になっているからか、長年追っかけているファンに加えて、筆者のように始めて観る方々も多く詰め掛けたのでしょう。
客層に注目してたんですけど、過激で個性に溢れた音楽性ゆえに、もっと尖ったパンクロック好きのキッズみたいなのが多いと思いきや、意外にも老若男女、結構多様なロックファンが集まっていて、客席のごった煮感がなんだか面白かったですね。
大ガールズバンド時代を象徴するように、ガールズ系を追っかけてると思わしきおっさん(おとぼけでいうところの「ジジイ」ですね笑)率が想像以上に高かったですけど(汗)、外国人の方々も目立ちましたし、フェスやライヴハウスに通いそうな音楽好きの比較的若い世代の男女も見受けられました。
まだまだツアー真っ只中ですので、細かい内容は割愛しますが、19時過ぎにきっちり始まったショウは、約70分でなんとアンコール5回(笑)!満員のフロアを完全圧倒しながら、まさに疾風怒濤の勢いであっという間に駆け抜けた驚きのパフォーマンスでしたね〜。
筆者は、かほキッスの高速ドラミングが好きなんですが、よよよしえ(G)、ひろちゃん(B)も含め、音源を遥かに凌駕するタイトかつ激パワフルな演奏で、そこにあっこりんりん(Vo)の唯一無二のボーカルスタイルが加わったど迫力な出音に圧倒されました。
こうして書くと、どんだけ怖いバンドやねん、という感じなんですけど、実際にライヴで体験すると、不思議なほどにそのパフォーマンスは、ぶっ飛びまくっているのに、終始みんなを笑顔にするほどに楽しいんですよね〜。各メンバーもアー写の印象よりもキュートで美しく、そのギャップにやられました。
ライヴを観て以来、楽曲とオモロすぎる歌詞の世界観が脳内ループされて、いまだに脳裏から離れませんし、音源の何十倍も魅力が増幅されていた気がします。デイヴ・グロール、レッチリを始め、世界の著名アーティストがこぞって絶賛する理由が、ライヴでこそはっきりと実感できるでしょう。
あっこりんりんの観客(というかジジイ笑)に媚びず、バッサバサと切り捨てていくMCはクール過ぎですし、おじさん(ジジイ)に向かって「ジジイ is waiting for my reaction」を中指立ててぶちかまし演奏する様は、もう最高!
ガールズメタルのぬるま湯に浸かったようなライヴ(それもいいんですけど)とは対極に位置する、ヒリヒリと刺激的なプリミティヴな激しいロックの洪水とパフォーマンスは、忘れかけていたものを呼び起こされた気がしましたね。
短い楽曲でガンガン繋いでいくスタイルは、SOD辺りを想起させられますし、洋邦激しめのメタル好きなファンや、日本のガールズメタルバンドを追いかけてる方々は必見でしょう。百聞は一見にしかず、まだジャパンツアーは続いてますので、先入観抜きで、ぜひ海外ツアーで叩き上げた本物のライヴバンドの貫禄を一度体験してほしいものです!
今日の一曲は、個人的には激速スラッシュ・メタルにすら聴こえるコチラを!ライヴでもカッコよかったですね!