※誰が聴いてもヘヴィ・メタル!な楽曲を紹介していきます!
アメリカのプログレ・メタル・バンド、FATES WARNINGが1991年にリリースした6thアルバム『Parallels』の3曲目に収録。
QUEENSRYCHEのブレイクで、プログレッシヴ・ロックの知的な要素をメタルに織り交ぜた”プログレッシヴ・メタル”というカテゴリーが、メタルファンの間でも認知されました。今ではDREAM THEATERあたりがその代表格でしょう。
80年代当時、QUEENSRYCHEのスタイルを模倣したバンドが、雨後のタケノコの如き勢いで登場しましたが、84年デビューのFATES WARNINGは、それ以前からプログレメタル的なアプローチをすでに実践していました。DREAM THEATERのメンバーからもリスペクトされていますし、まさに第一人者と言えるでしょうね。
FATES WARNINGが次第にプログレ化していく作品は、どれも聴き応えはあるんですが、全体的に作風が濃淡で、盛り上がりに欠けるのも事実。あくまでも、濃いメタルマニアのためのバンド、という印象は拭えませんでした。
『Parallels』もその延長線上にある作風ですが、約4分ほどのコンパクトな楽曲「Eye to Eye」は、比較的覚えやすいキャッチーなメロディと曲構成が特徴。いい意味でハイトーンを抑え気味なRay Alderのヴォーカルも聴きやすく、それまでの彼らとは一線を画す、メジャー感のあるとっつきやすい仕上がりになっています。
当時MTVでもオンエアされたプロモーションビデオや、深みを感じさせるアルバムジャケットも印象的でした。
ぜひ、一度聴いてみてください!
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