※誰が聴いてもヘヴィ・メタル!な楽曲を紹介していきます!
アメリカ・シアトル出身のヘヴィ・メタル・バンド、FIFTH ANGELが1989年にリリースした2ndアルバム『Time Will Tell』の2曲目に収録。
2018年にFIFTH ANGELが、突如復活作をリリースしたのは驚きでした。80年代当時もわずか2枚のアルバムを残しただけでしたし、2000年代に入りライヴでのリユニオンはあったものの、オリジナルメンバーではなかったですからね。
元々、FIFTH ANGELは、ネオクラカル系ギタリストのJames Byrdを売り出すために、シュラプネルレコードのMike Varneyが送り出したバンドでした。ところが、バンドとしてのバランスがむしろよかったこともあり、すぐにメジャーのエピックとの契約に漕ぎ着けました。
ドラムのKen Maryは、のちにいろんなバンドで活躍する名手ですし、ヴォーカルのTed Pilotのちょっと頼りないハイトーンヴォイスも、独特の味があって個人的に気に入っていました。それだけに、復活作にTedがいなかったのは残念で、FIFTH ANGELらしさもあまり感じらせませんでした。
今回ピックアップした「Midnight Love」は、もう一人のギターのEd ArcherとTedの共作による、FIFTH ANGELの代表曲のひとつで、随所に挿入されるギターフレーズがオジーの「Bark at the Moon」丸出し!というか、そのままやん!(汗)と当時話題になりました。
そういえば、ノリの良いリフも、UFOの「Lights Out」辺りを、なんとなく想起させるような?と思ったら、アルバムに、まさかのカヴァーが入ってましたし(笑)まあ、インスパイアされたのであれば、それもご愛嬌でしょう。
思わずシンガロングしたくなるサビのキャッチーさ加減は見事で、ホント、よくできた80sの正統派メタルの名曲!だと思います!RUSHでお馴染みの名手、Terry Brownがプロデュースした、タイトな音作りも実に素晴らしいですね。
ぜひ、一度聴いてみてください!
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