※誰が聴いてもヘヴィ・メタル!な楽曲を紹介していきます!
スウェーデンのHM/HRバンド、SILVER MOUNTAINが1983年にリリースした1stアルバム『Shaking Brains』の6曲目に収録。
北欧メタルは大好物で色んなバンドを聴いてきましたが、このSILVER MOUNTAINは、ある意味EUROPE以上に、北欧メタルの深遠なる魅力を、最初に教えてくれたバンドのひとつです。
日本に『Shaking Brains』が紹介された時、そのジャケットデザインのチープさに愕然としつつも(笑)、ここまでネオクラシカル度が高いメタルは少なく、当時新鮮でした。
近年彼らが発表した80年代初頭のデモを聴くと、すでにそのサウンドスタイルが完成されていることに驚かされます。NWOBHM時期とも重なりますし、演奏も巧いですね。のちにYngwie Malmsteenにリクルートされてしまう、Jens JohanssonとAnders Johansson兄弟も加入前なんですね。
やはり、このバンドを率いてきたJonas Hansonこそが、SILVER MOUNTAINを形作ってきたわけで、その才能はもっと評価されてもいいはず!ぶっちゃけ音程ヨレヨレのヴォーカル(汗)と、Yngwieほど弾ききれていない(汗)ギタープレイのイメージが、足を引っ張っているのかも?知れません。
今回ピックアップした「Vikings」は、速いリフでグイグイ推していく、典型的なDEEP PURPLE直系のハード・ロック・チューン。正直音質もスカスカですし(汗)メジャー感は全くないですが、このB級度満点なSLIVER MOUNTAINらしさにハマると、抜けられなくなりますね(笑)
注目は、後半にJensが奏でる長尺なソロパートでしょう。ピアノ風のソロを、ここまで大胆にメタル楽曲へ融合させたものは、とても珍しく聴き応えたっぷりです!
ぜひ、一度聴いてみてください!