※歌がなくても魅力的！HM/HRインストゥルメンタルの世界を紹介します。
ドイツのハード・ロック・ギタリスト、マイケル・シェンカー率いるハード・ロック・バンド、マイケル・シェンカー・グループ（THE MICHAEL SCHENKER GROUP）が、1983年にリリースした、3枚目のアルバム『Assault Attack〜黙示録』の8曲目に収録。
マイケル・シェンカーのインストゥルメンタルといえば、「Into the Arena」とか「Captain Nemo」が真っ先に思い浮かぶでしょう。メタルギターインストの名曲中の名曲ですし、筆者ももちろんそうです（笑）。
実際、聴いてきた回数も、その２曲が圧倒的に多いでしょうね。しかーし！MSGで1曲大切な曲をお忘れではないですか（忘れてないかもですが。。）？？ということで、今回ピックアップしたのは、その「Ulcer」です。
この曲が今ひとつ認知されなかったのは、なぜでしょうかね。まず楽曲自体が、お馴染みの２曲に比べると、起承転結がないので、日本人の琴線に触れなかったのかも知れません。
あと、『Assault Attack〜黙示録』が、Graham ”横山やっさん”Bonnetのヴォーカルが濃すぎて（笑）、最後のインストの印象が薄まってしまったかも？知れません。
それでも筆者は、この曲のメジャーキーの明るい旋律を、シャッフルビートに乗せた、乗り乗りワクワク感がとても好きです。そこに乗っかって行くマイケルのギターは、複雑に絡み合うようにオーヴァーダビングされ、まさに縦横無尽の神技！
途中、お得意のネック曲げによる、アームダウンのような響きが、”ネック折れるんじゃねーの？”と心配になりますが（笑）、終始、マイケルの格好いいギタープレイが、冴え渡っています。
ギター１本では、なかなかライヴで再現しにくいこともあるんでしょうが、有名２曲に並ぶように、改めて注目してほしいと願います。
ぜひ、一度聴いてみてください！
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