※誰が聴いてもヘヴィ・メタル!な楽曲を紹介していきます!
デンマークのヘヴィ・メタル・バンド、マーシフル・フェイト (MERCYFUL FATE)が、1984年にリリースした2枚目のアルバム『Don't Break The Oath』の5曲目に収録。
80年代に、初めてマーシフル・フェイトを聴いた時、今のようなレジェンダリーなメタルバンドになるとは、想像できませんでした。キング・ダイヤモンドの”クセが強い!”甲高い声のヴォーカルには、「コレ、おふざけで裏声で歌ってんのか?」と驚愕しましたし、サタニックなバンドイメージも、アンダーグラウンド臭がプンプンしてましたからね。
バンドとしてのキング・ダイヤモンドとマーシフル・フェイトの区別も、正直言って最初つかなかったですね。圧倒的な個性を放っていた分、とことんハマるか、嫌いか、聴き手を選ぶバンドだったと思います。
それでも、FEMSレーベルからリリースされた日本盤を手に入れて聴いているうちに、飽くまでも、ドラマチックな正統派メタルが、ベースになっていることが良く分かり、クセの強さも受け入れられるようになってきました。
そんなマーシフル・フェイトが、シーンで評価を高めたきっかけは、93年の復活作『In The Shadows』にメタリカのラーズ・ウルリッヒが参加したことでしょう。自身の同郷のメタルバンドとして、その影響を大きく受けたことを、各方面で公言してくれたのも大きかったですね。
今回ピックアップした「The Oath」は、3連のシャッフルをベースにした楽曲ですが、この”タンタ タタタ タンタ タタタ”というビートが続くメタルチューンは、なぜか総じて好みです(笑)。
特筆すべきは、キングの脳天を直撃するハイトーンに、合いの手のようにギターを弾きまくる、ハンク・シャーマンのオブリガード!アウトロに至るまで、ソロを弾きまくりで、その引き出しの豊富さが最高ですね〜。
テンポアップとダウンを繰り返して進む、中間の構成も変幻自在に凝っており、イントロが長いですが、7分以上の長尺を飽きさせない力作です!
ぜひ、一度聴いてみてください!
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