※まさにHM/HRの黄金時代、80年代を彩った楽曲を振り返ります!
イギリスのハード・ロック・バンド、UFOが1982年にリリースした10枚目のアルバム『Mechanix』の6曲目に収録。
UFOといえば、日本ではマイケル・シェンカーがいたバンド、という印象がまず第一にありますよね。ですが、筆者はマイケル脱退直後の作品群も、同じように気に入っています。むしろ作品によっては、こちらの方が好きかもしれません(汗)。
実際、本国UKのチャートでは、『Mechanix』が最高位8位と、UFO史上イチの結果を残していますし、70年代のマイケルl在籍時ではなく、80年代初頭の数枚がキャリアの最高潮と言えるのは、日本の状況から見ると興味深いですね。
その立役者の一人が、やはりギタリストのポール・チャップマンでしょう。何せ、”神”の後釜という重責を担ったわけですからね〜。マイケルほど叙情的ではないですが、参加した作品では、一貫してよりストレートにハード・ロックの魅力を伝えるギターを、存分に弾きまくっています。そのポールは、2020年6月の自身の誕生日に、66歳の若さで亡くなってしまったのが惜しまれます。。
ちなみに、ポールは70年代初期のスキッド・ロウ在籍時には、ゲイリー・ムーアの後任も務めていて、なかなか大変な役回りばかりですね。同じように”仙人”の後釜を担った、スコーピオンズのマティアス・ヤプスとともに、もっと評価されてもいいギタリストだと思います!
今回ピックアップした「We Belong to the Night」は、アップテンポでドライヴ感のある、ハード・ロック・チューン。ポールのギタープレイも存在感抜群で、持ち味が存分に活かされていますし、フィル・モグの朗々としたヴォーカルも、クールにハマった佳曲です。ゲイリー・ライオンズによる、タイトで鳴りの良いサウンドプロダクションも素晴らしいですね。
それにしても、『Mechanix』のジャケットデザインは、今見ても個性的だなあ(笑)。
ぜひ、一度聴いてみてください!
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