これぞ80s!のイメージなヘア/グラムメタル系を紹介していきます。
ドイツのメロディアス・ハード・ロック・バンド、カサノヴァ(CASANOVA)が1991年にリリースした1stアルバム『Casanova』の2曲目に収録。
このカサノヴァは、メロハーの分類で語られることも多いでしょうが、アルバム全体を聴くと、いかにも80sのアメリカンライクなチューンも多く、メンバーの雰囲気とかも含めて、今回はヘア/グラムメタルとして、紹介したいと思います。
元マッド・マックスのヴォーカルで、のちにマイケル・シェンカーとも活動するマイケル・ロスと、元ワー・ロックのドラマーが中心に結成、と言っても、ジャーマンメタルシーンのスーパーグループ!というには、ちと弱いですよね(笑)しか〜し、そのキャリアからは想像できない、高品質なメロディアスなハードロックを聴かせてくれます。
当時輸入盤でこの作品を見つけて、買って帰って聴いたときには、シーンのグランジ禍のなかで、想起せぬ掘り出し物を見つけた〜!と、喜んだ記憶があります。同時に、ドイツのWEAからのリリースだし、メンバーのルックスもメジャー感があるにも関わらず、何で日本盤が出ないの?と不思議に思いましたね。
いい曲が多区入っているアルバムの中でも、今回ピックアップした「Burning Love」(ラウドネスのじゃありません(笑))は、ミッドテンポの独特のノリの中で、サビに向かって爽快に弾けていく、極上のハードポップ!マイケル・ロスの、少しザラつきがありながらも、ハイトーンで歌い上げるヴォーカルが、いい味を出してます。
あ、ヴァン・ヘイレンの「Why Can't This Be Love」に、シーケンサーっぽいアレンジとか、どことなく似てる点は、気にしないでくださいね(笑)。
ぜひ、一度聴いてみてください!
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