※誰が聴いてもヘヴィ・メタル!な楽曲を紹介していきます!
アメリカのヘヴィ・メタル・バンド、ヴィシャス・ルーマーズ(VICIOUS ROMORS)が、2011年にリリースした10枚目のアルバム『Razorback Killers』の2曲目に収録。
正統派メタルファンから、圧倒的な信頼度の高さを誇るヴィシャス・ルーマーズ。デビュー以来、若干の作風の違いはあれど、ブレずにメタル&パワー・メタルのど真ん中を一貫して追求し続ける、世界的に見ても貴重なバンドのひとつですね。
シュラプネルからのデビュー作は、速弾きギタリスト、ヴィニー・ムーアを売り出すための作品といえましたが、実際のところ、もう一人のギタリストのジェフ・ソープの方が、パーマネントなバンドとして長年に渡って率いていくことになるとは、当時想像もつきませんでした。
今は亡きカール・アルバート期に、一般的な彼らの代表作が固まっていますが、近年でも負けじ劣らず、なかなかの良作を生み出してくれています。特に、この『Razorback Killers』は、往年を彷彿とさせるジェケットの雰囲気通り、メロディ、パワーとも、これぞヴィシャスといえるパワー・メタルを、徹頭徹尾に堪能できる逸品です。
中でも、今回ピックアップした「Razorback Blade」は、2000年代が産んだパワー・メタルの名曲のひとつと言いたい1曲です。イントロから血管が切れそうな勢いで(笑)、オブリにソロにと八面六臂に弾きまくる、ジェフ・ソープのプレイが激アツ過ぎ!
そして、ジェフとともに長年バンドの屋台骨を支えてきた、パワーヒッター、ラリー・ハウのドラミングとタイム感が最高で、これがヴィシャスの肝なんですよね。ジェフとともに、メタルとは何かを理解し尽くしているからこそ、生み出せるサウンドなんでしょう。
鬼気迫る熱量で、終始駆け抜けていくメタルを聴いていると、興奮がおさまりません。「メタルが聴きたい!」と無性に思った時に、ストリーミングで、結構な回数ヘヴィローテーションしています!
ぜひ、一度聴いてみてください!
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