※誰が聴いてもヘヴィ・メタル!な楽曲を紹介していきます!
アメリカのヘヴィ・メタル・バンド、ヴィシャス・ルーマーズ(VICIOUS RUMORS)が、1988年にリリースした2枚目のアルバム『Digital Dictator』の2曲目に収録。
11月末にヴィシャス・ルーマーズが久々に来日して、初期4枚に特化したセットリストで好評だったようですね。そんなスペシャルな内容でも会場は小規模で、かつて見た初来日のクラブチッタクラスの中規模会場だと動員が厳しいでしょう。
昨今の来日公演はアリーナクラスの大規模公演か、今回のヴィシャスのような小規模に、二極化が進んでしまった感があります。それでも大手プロモーターではビジネスにならないバンドが来日すること自体に意味があるでしょうから、規模は小さくなっても様々な来日が継続してほしいですね。
さて、筆者もご多分にもれず、ヴィシャスといえば初期4枚がどれも好きなんですが、敢えて順列をつければ3→2→1→4でしょうか。これはマニアによって意見が分かれそうですね、2枚目に関しては、ヴィニー・ムーアがいなくなりカール・アルバート加入で、よりパーソナルなバンド色が強まりました。
カールとはルフィアンズをすでに愛聴しバンド自体は好きだったものの、そこまでボーカルに注目していなかったのも事実です。
ところが、ヴィシャスに加入した途端に、見違えるように生き生きしたカールのボーカルに驚かされましたね。ハイトーンでもパワフルに歌いきる、まさに正統派メタルのための強靭なボイスを存分に堪能できます。
そして、ラリー・ハウのドラミングのタイム感の気持ち良いこと!ラリーほど正統派メタルにジャストフィットしたドラマーは中々いないように感じますね~。総帥のジェフ・ソープとラリーがいる限り、ヴィシャスの骨格は揺るぎないでしょう。
今回は初期の中でも人気のある疾走しまくる正統派パワー・メタル・チューン「Munite to Kill」をピックアップしました!イントロから惜しみなく疾走しまくる展開に、ヘッドバンキング不可避な必殺曲ですよね。
ヴィシャスのアルバムは、捨て曲とまではいわないものの、ミッドテンポでダラッと進行する楽曲がアルバム中に散見されるんですが、逆にそうした楽曲があるからこそ、ギャップで疾走チューンが映えまくるともいえるでしょう!
ぜひ、一度聴いてみてください!
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