昨日のコラムでも取り上げましたが、日本時間の12月3日(日)午前10時(現地アメリカ東海岸で12月2日(土)午後8時)から、ニューヨークの殿堂マジソンスクエアガーデンで行われた、KISSの「THE END OF THE ROAD」ツアー最終公演にして「THE FINAL CONCERT」をオンライン観戦しました〜。
最初はスマホかPCで観ようと思ったんですが、大画面の方がいいかも?とApple TV経由でミラーリングすることに。あれこれ配線(というほどのものではないですけど汗)して、なんとかログインにも成功〜。
チャット欄に流れるまさに世界中からの視聴者のコメントを見たり、カメラで映される視聴者のクレイジーなキッスアーミーぶりを楽しんだりして待ってました。日本のファンのコメントもちょいちょい流れてましたね。
ところが定刻になっても一向に始まる気配がなく、、、最後だけに焦すなあ〜と思いつつも流石に数十分経っても始まらないのでXで調べると、すでにライヴを楽しんでるコメントが!慌ててページを再読み込みさせると、すでに5曲目でした(笑)。こんなあたふたした方も中にはいたでしょう。
さて、肝心のライヴ映像は画像やカメラワークが実にハイクオリティで見やすく、音響もライヴ感がありつつクリアで聴きやすかったですね〜。コロナ以降に定番化したオンラインライヴですけど、さすがにKISSのクオリティはひと味違います。
自宅で落ち着いた環境で観ると、ポールとトミーのギターサウンドの良さを感じたり、ライティングの加減でジーンとポールの表情にそれなりの年輪を感じたり、エリックのピアノとボーカルが意外とイケてたり、節々でいろんな再発見があって十分に楽しめましたね。手数料込みで3000円弱はお得な価格設定だったと思います。
ショウの方はこれまでのツアーの演出とセットリストを踏襲しており、思った以上に淡々と予定調和の中で進んでいきます。それでもメンバーのパフォーマンスは、ファイナルならではの熱さみたいなものをそれなりに感じましたね。
「1972年にこの会場でプレスリーのコンサートを見てた俺たちが、こうしてステージに立ったんだぜ〜」みたいな地元や昔を懐かしむMCを挟んでたのが、多少ファイナルっぽさはありましたけど、良くも悪くもいつも通りのKISSならではの究極のエンターテイメントが最後の最後まで繰り広げられました。
注目されたエースとピーターの登場は全くないままに、最後の「Rock'n Roll All Night」に突入。ここに到るまで一切湿っぽさを感じないショウが繰り広げられたので、これはまたまた引退しないんじゃないの〜?と薄々思い始めたのも事実です。
そして、誰もが注目するショウのエンディング、音が鳴りやむとおびだたしい量のスモークにステージが完全に包まれ、メンバー4人がその中に消えていきました。そしてスモークが薄くなった向こうには映像が流れ始めました。
「アバター化したKISS」爆誕です(笑)! そして映像の最後には「THE NEW ERA IS BIGINNING」の文字が。。いやあ〜なるほど〜、そういう展開に持っていきましたか〜。ポール、ジーン、トミー、エリックがアバターになって、演奏しながら動き回ってましたね。なんでもジョージ・ルーカスが関連した映像会社が製作したのだとか。その制作ドキュメントもすでに公開されています。
アバターになって、KISSは「決してやめないよ(byポール)」「永遠に生き続けることができるんだ(by ジーン)」だとか(笑)。「ロック・イズ・デッド」どころか「キッス(ビジネス)イズ・フォーエヴァー」ですね。
いやあ〜参りました。。この展開はなかなか考えつきませんでしたね。これでヴァーチャルにライヴをやったり、AIに新曲を作らせたり、もうなんでもありじゃないですか。たまにリアルが戻ってきてアバターとライヴをやったりアイデア次第では無限でしょう。
ということで、リアルのツアーが「ファイナル」なだけで、KISSはファイナルじゃなかった!ということで、ファンの思いも賛否両論、様々なんでしょうけど、どんな形にせよ、KISSの名曲の数々が未来永劫引き継がれていく点についてだけは、素直に喜びたいものですね。
永遠に継続していくロックバンドとして、これからどういう展開を見せるのか、注目していきたいと思います!
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