※80年代中心にハマりまくったジャパメタあれこれを紹介していきます!
日本のヘヴィ・メタル・バンド、ガーゴイル (GARGOYLE)が、2001年にリリースした、8枚目のアルバム『future drug 完全盤』の1曲目に収録。
バンドの衣装、メイクなどルックスやイメージから、ヴィジュアル系の始祖としてもリスペクトされるガーゴイルですが、筆者のようなメタル好きが、素直にサウンド面だけで判断すると、間違いなくメタル色を強く感じます。
まだジャパメタムーブメント末期の87年に結成し、以来30年以上に渡り、膨大な音源をコンスタントに創り、ライヴ活動を行ってきた歴史は、凄いとしか言いようがありません。メタル、ヴィジュアルシーンのみならず、日本のロックシーンを広く見渡しても稀有な、孤高のバンドと言えるでしょう。
中心人物のKIBAは、ヴォーリストというよりも”表現者”といったほうが相応しい、独特の世界観を、歌詞やパフォーマンスに投影させています。ハマる人には中毒性を秘めた魅力がありますが、メタル好きの場合、逆に好き嫌いが別れるかもしれません。
実は、筆者もそんな一人だったんですが、20年程前にとあるイベントで、彼らのライヴを初めて観る機会があり、その強烈なパフォーマンスに魅了されました。こんな凄いバンドが日本にいたんだ!と聴かず嫌いを悔いた記憶があります。
今回ピックアップした「Future Drug」は、洋楽のメタルファンにも、オススメできる激速スラッシュ・メタル・チューン!この頃はツインギターで、KENTAROと与太郎によるタイトなリフの刻みや、TOSHIのベースラインも半端ないんですが、個人的には、KATSUJIのドラムがやばすぎます!この2バスでどんどん突進していくタイム感とか、ライヴでも完璧なプレイは完全にワールドクラスでしょう。日本人では3本指に入る大好きなドラマーです。
2018年にメンバー3人が脱退し、現在はKIBAがアンダー・ガーゴイルの名で活動を続けています。改めてストリーミングを通じて、彼らの偉大な功績に触れるメタルファンが、増えてほしいと願います!
ぜひ、一度聴いてみてください!
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