※誰が聴いてもヘヴィ・メタル!な楽曲を紹介していきます!
アメリカのヘヴィ・メタル・バンド、オブセッション (OBSESSION)が、1987年にリリースした3枚目のアルバム『Methods of Madness』の2曲目に収録。
ラウドネスの『Soldier of Fortune』期、さらにはイングヴェイ・マルムスティーンの『Sevens Sign』期に活躍したヴォーカル、マイク・ヴェセーラが在籍したバンドとして知られるのが、このオブセッションです。
実際には、マイクのラウドネス加入前から、正統派メタルのマニアには、輸入盤市場で話題になっていました。ですので、ラウドネスの新ヴォーカルは元オブセッション、というニュースを見たとき、なかなかマニアックなところから引っ張ってきたなあ〜(笑)と、ちょっと驚いた記憶があります。
ストリーミングで改めて聴いてみると、歌うマーシャルアンプ(笑)と異名を取る、マイクの超絶なハイトーンヴォーカルが、バンドを何段階もレベルアップさせているのが、よくわかります。典型的なUSパワーメタル風の楽曲や演奏は、同型のバンドに比べても十分に及第点をあげられるものの、どこか垢抜けない部分が残っているのも事実でした。
そんな他のメンバーと実力差があり過ぎる中で、メジャーディールを持つラウドネスから、声がかかったのは、マイクにとっては渡りに船だったのかもしれません。他のメンバーも、恐ろしいほどの実力者ぞろいですからね。ラウドネス ではあまり長くは続きませんでしたが、良い作品も残しましたし、WinーWinの関係だったんでしょう。
今回ピックアップした「High Treason」は、リフを主体にしたメタルの王道的な一曲です。面白いのが、どことなくラウドネスの楽曲「Soldier of Fortune」に似ていますね〜。高崎晃もこの曲を意識して作ったわけではないでしょうけど、マイクの個性的なハイトーンヴォーカルも相まって、これが元ネタ?と言いたくなるほど、既聴感を与えてくれます。
ぜひ、一度聴いてみてください!
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