※美旋律、メロハー好きなら追求したいAORの魅力をメタル視点で紹介していきます。
アメリカのAORグループ、ペイジズ(PAGES)が、1979年にリリースした2枚目アルバム『Future Street』の1曲目に収録。
80年代にMr.ミスターの一員として、「Kyrie」などのヒットを飛ばした、リチャード・ペイジとスティーヴ・ジョージのコンビによるペイジズ。アメリカ西海岸のスタジオミュージシャン系の流れを汲むAORの名ユニット、グループとして、3枚のアルバムはいずれも、その完成度の高さからAORファンに評価されています。
面白いのが3枚それぞれの方向性で、ジャズ、ソウルテイストを感じさせるファースト、ロックテイストが比較的強いセカンド、そしてジェイ・グレイドンのプロデュースらしくAORの王道を行くサード、と音楽性にかなり幅があることです。
どれも素晴らしいんですが、中でもメロハーファンであれば、やはりこの『Future Street』が、一番しっくりくるような気がします。TOTO辺りを違和感なく聴ける人であれば、質の高い楽曲とインストゥルメンタルに、かなりピンとくるでしょうね。
今回ピックアップした「I Do Believe In You」は、アルバムのオープニングに収められた、シングルカットもされた楽曲です。バンドの「アメリカ」もカヴァーしていますね。ハード・ポップといっても差し支えない、ストレートでキャッチーなテイストが、なんとも心地良い気持ちにさせてくれます!リチャードとジョージのヴォーカルハーモニーも素敵ですよね〜。
とはいっても、一筋縄ではいかないコードワークやアレンジも顔をのぞかせ、流石にペイジズらしい、センスの良さを感じさせてくれます。特に名手として知られる、チャールズ・イカルス・ジョンソンの、少々ぶっ飛び気味の弾きまくりギタープレイは必聴です!
ぜひ、一度聴いてみてください!
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