※80年代中心にハマりまくったジャパメタあれこれを紹介していきます!
日本のスラッシュ・メタル・バンド、 ジュラシック・ジェイド(JURASSIC JADE)が、1985年にリリースした、1枚目のソノシート『Live at Explosion』の1曲目に収録。
ソノシート!懐かしい響きですね〜。実際にぺらぺらのシートをターンテーブルに乗せて聴いてみると、音圧が低くサウンドには問題がありましたが、80年代中期のアンダーグラウンドメタルシーンでは、ソノシート形式のリリースも多かった記憶があります。音楽雑誌の付録としても、機能していましたよね。
それはともかく、メンバーのうち3人は80年代当時と変わらないままで、今も現役を続けるジュラシック・ジェイドは、すでに活動歴35年以上!まさにジャパニーズ・スラッシュの生き字引きとして、貴重な存在と言えます。
特に、Hizumiは女性スラッシュ系ヴォーカリストとして、世界においてもパイオニア的な存在でしょう。同じく先駆者として知られる、ホーリー・モーゼスのザビーナ・クラッセンの音源デビューが86年ですから、ジュラシック・ジェイドの方が早いのは凄いことです。
あの白塗りメイクと、ヴォーカリストというより、パフォーマーと言って良いライヴでの立ち振る舞いには、真剣に恐怖を覚えましたね。。発禁モノの強烈なメッセージ性を秘めた歌詞も、彼らの独特の世界観を形作るものとして、重要な役割を果たしていました。
今回ピックアップした「鏡よ鏡」は、ジュラシック・ジェイドの代表曲のひとつで、スレイヤー辺りの影響からの初期衝動を放散させた、典型的なスラッシュ・チューンです!今聴くとそこまで激しさを感じないかもしれませんが、この時代性を考えると、日本でのスラッシュのパイオニアとしての価値を十分に実感できるはずです。
ソノシートは勿論、すでに入手困難ですが、2005年にCD とDVDで発売された『黒い果実 ~THE EARLY YEARS 1985-1988』の11曲目に収められています。この作品も含めて、ストリーミングで当時の音源に多数触れることができるので、彼らの足跡に一度触れてみてはどうでしょうか。
ぜひ、一度聴いてみてください!