※80年代中心にハマりまくったジャパメタあれこれを紹介していきます!
日米混合のハード・ロックンロール・バンド、 キャッツ・イン・ブーツ(CATS IN BOOTS)が、1989年にリリースした、1枚目のアルバム『Kickded and Klawed』の1曲目に収録。
聖飢魔IIのジェイル大橋が脱退して、日本人ベーシストを連れて突如渡米し、LAでヴォーカルのジョエル・エリスら、2人の現地メンバーとともに結成したのが、キャッツ・イン・ブーツでした。ジェイル大橋のバンド、というイメージが勿論強いので、ここではジャパメタ枠で紹介しています。
ネット時代の今では、海外のアーティストと活動する日本人はそう珍しくないかもしれませんが、情報の少ないこの当時に、ジェイル大橋がおこなったチャレンジには驚かされましたね。しかも日本で凱旋ライヴツアーを成功させ、最終的に海外メジャーレーベルと、複数枚のビッグディールを獲得したんですから、その行動力から生まれた快挙と言っていいでしょう。
アルバムを今聴き直しても、日本人ぽいテイストや古さを全く感じません。いかにもあの時代のメジャーバンドらしい、キラキラと輝く高品質なテイストが充満しています。日米混合とはいえ、日本人が作り上げたハード・ロックンロールでは、最高峰のひとつと言えるんじゃないでしょうか。先入観さえなければ、ガンズ・アンド・ローゼズ辺りが好きな人は、絶対ハマりそうです。
今回ピックアップした「Shotgun Sally」は、アルバムのオープニングを飾るにふさわしい、抜群のノリが心地よい、ハード・ロックンロール・チューンです!彼らを代表する曲と言っていいでしょうね。この曲に限らず、アーシーな方向にはいかず、ノリを重視した比較的アップテンポの曲が多いので、最後まで一気に楽しむことができます。
これだけの作品を作ったにもかかわらず、発売後にバンド内やマネジメントがギクシャクしてしまい、空中分解してしまったのは本当に勿体無かったですね。。プロモーションをはじめ、全てがうまく回っていれば、ビッグディールに相応しい、ビッグネームになっていたのかもしれません。
ぜひ、一度聴いてみてください!
MVはこちら!
Cats In Boots - Shotgun Sally (1989) (Enhanced)
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