【楽曲紹介】カンナタ（CANNATA）「Watching the World」

※生きる養分、大好物のメロハー曲を紹介していきます。

アメリカのロック・アーティスト、ジェフ・カンナタのソロプロジェクト、カンナタ（CANNATA）が、1993年にリリースした2枚目のアルバム『Watching the World』の2曲目に収録。

プロデューサー、ソングライターとしても知られるジェフ・カンナタは、70年代にプログレバンドのジャスパー・ラスで活動していました。さらに80年代には、ジェスパー・ラスのメンバーだったマイケル・ソルダンと、よりコマーシャルでプログレ・ハード的なサウンドを標榜したアーク・エンジェルで活動。83年の『Ark Angel』は、隠れた良盤として評価の高い１枚ですね。

その後、自身の名前を冠したプロジェクトとして始動したのが、このカンナタでした（ドラクエのカンダタと言い間違えそうになりますね（笑））。まあ、ソロと言っても当初は、あまりアーク・エンジェルと差異のないサウンドでしたけど、この『Watching the World』では、よりメロハー、AOR寄りの落ち着いたアダルトなサウンドの方向性にシフトしています。

今回ピックアップした「Watching the World」は、アルバムのタイトル曲で、80sの洋楽ライクなポリシンセの響きと、適度な憂を秘めたキャッチーなメロディが心地良い、クセになるメロハー・チューンです！

ジェフの少しハスキーで切なげなヴォーカルも楽曲にマッチして、絶妙な風味を出しています。シンプルなようでアレンジや曲構成にひと捻りがあり、よく練り上げられているのは、プログレ出身のアーティストならではでしょうね。

ぜひ、一度聴いてみてください！