※生きる養分、大好物のメロハー曲を紹介していきます。
アメリカのメロディアス・ロック・バンド、バランス(BALANCE)が、1981年にリリースした1枚目のアルバム『Balance』の2曲目に収録。
ニューヨークをベースに活動したバランスは、キッスに在籍したギタリスト、ブルース・キューリックの兄である、ボブ・キューリック等が結成したバンドとして知られています。2枚目ではのちにレインボーに参加するドラマー、チャック・バーギーのクレジットも見られますね。
スキンヘッドにヒゲの風貌が印象的なボブは、キッスやポール・スタンレーの作品でギタリストとしてプレイしている他、ルーリード、ミート・ローフ、W.A.S.P、マイケル・ボルトン他、多数の作品にギタリストとして参加し、プロデューサーとしても活躍しました。惜しくも2020年に他界しましたが、その多才なキャリアの原点の一つが、このバランスでの活動になります。
『Balance』からのシングル「Breaking Way」が、ビルボード22位まで上昇していますが、アメリカン・プログレ・ハード、産業ロック、AOR的なセンスが散りばめられた、メロディアスなハード・ロックは、幅広いマーケットで受け入れられる要素を内包していた証明でしょう。
残されたアルバムはわずか2枚のみですが、質の高い楽曲が凝縮されたバランスの音楽性が、十分に伝わってくるはずです。今回ピックアップした「I'm Through Loving You」は、キーボードとギターの明るく爽快なリフレインが、何度もリピートして耳に残って離れない良質なメロハーチューンです!
随分昔にテレビのニュース番組のテーマで、このリフレインの部分が使われていたのを覚えています。朝の青空のように心がスカッとするキャッチーな響きは、やけにしっくりハマっていましたね〜。
ぜひ、一度聴いてみてください!
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