※思わず一人モッシュしたくなる!スラッシュメタルを紹介していきます。
ドイツのスラッシュ・メタル・バンド、 タンカード(TANKARD)が、2007年にリリースしたリレコーディングのベスト・アルバム『Best Case Scenario: 25 Years in Beers』の6曲目に収録。
バンド名の”タンカード”は、英語でビールを飲むジョッキを意味します。居酒屋で頼むと出てくるようなジョッキじゃなくて、取っ手とフタのついた大型のモノですね。ちょっとおバカなバンド名(笑)に相応しく、楽曲はビールにまつわるアレコレを歌い、ジャケットもビールが登場するデザインばかりの徹底ぶり。
筆者もドイツには何度か行ったことがありますけど、確かに若い女性がビールをラッパ飲みしながら普通に歩いてますし、日本の感覚とは明らかに違いますからね。ビールが文化として根付いている国だからこそ成り立つ、バンドコンセプト?なんでしょう。
そんな酔いどれビールスラッシャー(笑)のタンカードも、もうすぐ結成から40周年!しかもアンドレアス(Vo)とフランク(B)はオリジナルメンバーですから、ビールネタ一筋はご立派恐るべしですね〜。デストラクション、クリーター、ソドムで3大ジャーマンスラッシュなんて括られてますけど、日本に何度も来日していますし、タンカードも加えてジャーマン版BIG4と呼びたいところです。
今回ピックアップした「The Morning After」は、基本が忙しないほどスピード命のタンカードらしい、猪突猛進型の激烈スラッシュ・チューンです!イントロから次第に加速のギアチェンジして、ヴォーカルとともに激速に突入する展開が、血湧き肉躍るスラッシャーにはたまらないでしょう。
88年にリリースしたオリジナルヴァージョンは、残念ながらストリーミング化されておらず、リレコーディングヴァージョンのみで聴くことができます。味わいはオリジナルの方でしょうが、演奏や録音のクオリティが格段に向上しているリレコーディングの方も、十分に格好いいので、ビールを飲みながら楽しんでほしいと思います(笑)!
ぜひ、一度聴いてみてください!
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