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音楽ストリーミングサービス・サブスクで、ヘヴィ・メタル、ハード・ロックを味わい尽くそう!

【音楽コラム】まさに待望!B'zが音楽ストリーミングサービスへの全曲配信を解禁!

いやあ〜、音楽ストリーミング / サブスクサービスにとって驚きのBIGニュースが飛び込んできました。これまで一切のストリーミング化を頑なに見送っていたB'zが、遂にこの5月21日より全面解禁になりました(拍手〜)!

 

しかも合計8の音楽ストリーミングサービスに対し、気前よく全曲配信とは2度びっくりですよ。ソロも含め880曲ですから、登録作業もご苦労様です。ホントに配信されてるの〜?と、念のためApple Musicで確認しましたけど、バッチリ聴けました〜。今朝の通勤電車で、ヘッドホンをしている人が聴いてる音楽の大半は、B'zだったかも?しれませんね(笑)。

 

このニュースがTwitterのトレンド1位になるくらいですから、ファンならずとも、ストリーミング化が相当強く待たれていたのを、改めて実感する結果となりました。ちなみに同じビーイング系のアーティストの作品も少しずつですが、同時に解禁されていますね。

 

日々ストリーミングを中心に、HM/HRを楽しんでいる身としては、邦楽アーティストの未ストリーミング勢で最後の牙城、と言っても過言ではないB'zが、時代を見据えた方向に舵を切ったのは好ましい限りです。なぜなら、B'zの解禁によって、音楽ストリーミングサービスへの登録者も、これまでB'zやビーイング系が聴けないことで、二の足を踏んでいた音楽ファンも含め、自ずと増えるでしょうから、サービス全体の活性化につながることが期待されるからです。

 

さらに、時代の趨勢に反して未だにストリーミング解禁を許可していない、他の日本人アーティストや関係者にとっても、B'zやビーイング系までも解禁か〜、というインパクトを与えることは必至でしょう。そうしたアーティストサイドの観点からも、ストリーミング解禁の動きが、今年は一気に加速していくかもしれません。とりわけジャパメタ系アーティストは、まだまだ未配信が多い印象があるので、これが起爆剤になってくれたらいいですね。

 

B'zにとっても、過去音源への再注目は、いつしかB'zから離れていた過去のファンを呼び戻す、きっかけになるでしょうし、気軽に音源に触れられることで、若い世代など新たなファン層獲得の糸口になることも期待されます。

 

同タイミングで配信が開始された、新曲の強力なプロモーションとしても機能するでしょう。過去の有名曲を聴くついでに、新曲も聴いちゃおう!と、普通なりますよね。筆者も普段なら聴こうと思わない(汗)新曲を、すぐに再生にしてしまいました(笑)。

 

コロナ禍でリアルのライヴ実現がままならない中、過去の楽曲の配信というだけで、これだけ話題を巻き起こすのは、B'zのアーティストパワーあってのことですし、ストリーミング自体の実益も、かなり期待できるんじゃないでしょうか。そう考えると、音楽ファン、アーティストともにWin-Winな状況がつくれる気がしますね。

 

今回はストリーミング解禁を記念して、1992年のアルバム『RUN』の1曲目に収められた生粋のハード・ロック・チューン、「THE GAMBLER」をピックアップしてみました!

 

筆者の場合、どうしてもB'zをジャパメタ視点から見てしまうんですけど、この頃のB'zには、売れるための音楽をデビュー以来暫く実践して成功を収め、ようやく2人がやりたかったハード・ロックを奏で始めた喜びや勢いを、ひしひしと感じますね〜。少しハイトーンを抑えめにした歌メロもいいですし、流麗なギターソロの構成がお見事!ハードとキャッチーのバランスが絶妙な楽曲に仕上がっています。

THE GAMBLER

THE GAMBLER

  • B'z
  • ロック
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes