※誰が聴いてもヘヴィ・メタル!な楽曲を紹介していきます!
イギリスのヘヴィ・メタル・バンド、 タンク(TANK)が、1982年にリリースした1枚目のアルバム『Filth Hounds of Hades』の1曲目に収録。
NWOBHM関連の音源は、知らぬ間に少しずつストリーミング解禁が増えており、タンクも最近になって全てではないものの、一部聴けるようになりました。名作の1つ『Honour & Blood』辺りが未解禁とはいえ、タンクの魅力の原点と言える『Filth Hounds of Hades』の解禁は素直に嬉しいですね〜。
総帥アルジー・ワード(Vo、B)を中心としたトリオ編成、かつプロデュースがモーターヘッドのファスト・エディ・クラークということで、いやが応にもモーターヘッドの弟分としてのイメージで登場したタンク。そのありがたい称号にたがわぬ兄貴分直系のサウンドは、当時初めて聴いた時は、十分に刺激的でした。
今回ピックアップした「Shellshock」は、言わずと知れたタンクの代表曲。イントロのプリミティヴなイメージのリズムと咆哮に導かれ、爆走するリズムに乗せた必殺のリフ攻撃が炸裂する、これぞタンク!と言いたくなるヘヴィ・メタル・チューンです!
アルバムの邦題が「激烈リフ軍団」(凄いタイトルっすね)でしたけど、まさにそんなイメージを象徴するサウンドですね。「シェルショックっ!」のキメの部分は、思わず拳を突き上げてシンガロング必至!今聴いてもNWOBHMの時代の雰囲気へと、タイムマシンのように一気に連れ戻してくれる名曲と言えるでしょう〜。
なんと今も活動するタンクは、アルジー・ワードとミック・タッカー(G)&クリス・エヴァンス(G)組に別れてしまったんですね。。タッカー、エヴァンス組は、リレコヴァージョンをリリースして、まあ悪くはないんですけど、個人的にはやっぱりアルジーの漢臭いヴォーカルこそが、タンク最大の魅力だったのかなあ、と再認識した次第です。
99年に日本で行われたNWOBHM20周年のライヴで観たアルジーは、短パン姿でステージに立ち、ちょっと想像していたイメージが違いましたけどね(笑)。この時演奏された「Shellshock」は、1.5倍速でなかなかクールな演奏でした!
ぜひ、一度聴いてみてください!
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