※古きを聴いて新しきを知る。遠い昔になった時代の楽曲を振り返ります!
イギリスのハード・ロック・ギタリスト、バーニー・マースデン(Bernie Marsden)が、1979年にリリースした1枚目のソロアルバム『And About Time Too』の1曲目に収録。
ホワイトスネイクの初代ギタリストとして活躍したバーニー・マースデン。全米進出を前にして、デイヴィッド・カヴァーデールから解雇されてしまうわけですが、カヴァーデールの作曲パートナーとしても重要な役割を果たしていました。
バーニーの名が最も知れ渡ったのは、デイヴィッドと共作した「Here I Go Again」が、全米でメガヒットを記録したことでしょう。しかも、せっかくヒットしたのに、がっぽり入るはずの印税契約を既に放棄していたと報じられて、悲劇のギタリストみたいに見られていましたからね〜。その後、印税が実際のところどうなったか、定かではありませんけど、バーニーがそれだけ価値ある楽曲を書けるギタリストなのは、間違いないでしょう。
そんなバーニーが、ホワイトスネイク在籍中に発表したソロ作を聴くと、その非凡な作曲センスを改めて感じさせてくれます。最近ようやくストリーミング化された『And About Time Too』は、マーティン・バーチがプロデュースし、コージー・パウエルをはじめとしたブリティッシュ・ハード・ロック・シーンの、大物アーティストがこぞって参加しています。
今回ピックアップした「You're the One」は、オープニングを飾るシングルにもなったキャッチーでクールなロック・チューンです!当時「お前が本命』(笑)という邦題で、ラジオでも流れていたのを覚えています。
ハードさは薄めなんですけど、ドゥービー・ブラザーズの「Listen to the Music」を思わせるクリーンなカッティングと、決して上手いわけではないものの、バーニーが抑えめに歌うメロディが新鮮な印象を与えてくれます。ドラムはサイモン・フィリップスですね。
このアルバムには、「Here We Go Again」なんていう、あの曲そっくりのタイトルの曲や、インストで大好きな曲もあるので、また改めて紹介したいと思います!
ぜひ、一度聴いてみてください!
CDはこちら