※80年代中心にハマりまくったジャパメタあれこれを紹介していきます!
日本のハード・ロック・バンド、ナイト・ホークス(NIGHT HAWKS)が、1990年にリリースした2枚目のアルバム『NIGHT HAWKS Ⅱ』の1曲目に収録。
ナイト・ホークスといえば、中心人物であるサングラスをかけた巨漢のシンガー / ギタリスト、青木秀一の勇姿が真っ先に思い浮かびます。抱えたギターが小さく見えてしまうほどの風貌は、インパクトあり過ぎで楽曲が頭に入ってきませんでした(笑)。
それでも、ジャパメタが下火になりつつある80年代末〜90年代初頭にも関わらず、ハードなロックサウンドを引っさげて、北海道から登場したナイト・ホークスは、サウンド面でもジャパメタ好きに大きなインパクトを与えてくれました。
もう一人のギタリストは当時ではまだ珍しい、女性の岩下千絵でしたし、バンド自体のキャラが立っていたので、タイミング的には当時隆盛してきたバンドブームに乗って登場したようなイメージもしましたね。
実際には、X(エックス)と同じソニーのオーディションで発掘され、メジャーデビューを果たしているように、単にキャラ立ちだけが注目された訳でなく、音楽的にも確固たる実力を持っていました。特に青木のエモーショナルなギタープレイと、熱くソウルフルなヴォーカルパフォーマンスは、当時下降を続けていくジャパメタシーンにおいて貴重な存在でした。
今回ピックアップした「SYAY ALIVE」は、ストレートでキャッチーに突き進んでいく良質なハード・ロック・チューンです!聴くだけで心がスカッと元気になれる、親しみやすいメロディに満ち溢れていますね〜。しっかりハードなロックながらも、JーPOP的な大衆性を同時に感じさせてくれるのが、ナイト・ホークスならではの個性であり、武器といえるでしょう!
Xと同時期、同じレコード会社からのデビューにも関わらず、ナイト・ホークスの方はは大成功しませんでした。その盟友XのToshiがプロデュースして、94年にはベストアルバムの「THE MIDNIGHT NIGHT HAWKS」がリリースされています。「STAY ALIVE」も含めた良質な楽曲がセレクトされていて、彼らの歴史を紐解くきっかけになる好盤ですね。こちらもストリーミングで楽しむことができます!
ぜひ、一度聴いてみてください!