※生きる養分、大好物のメロハー曲を紹介していきます！
ドイツのメロディアス・ハード・ロック / パワー・メタル・バンド、アクシス（AXXIS）が、1990年にリリースした2枚目のアルバム『Ⅱ』の7曲目に収録。
89年にメジャーのEMIからリリースした1枚目『King of the Night』が、ジャーマン・メタル・バンドのデビュー作として最高セールスを記録。そんな華々しいスタートを飾って以来、30年以上の活動歴を誇るアクシスは、今やジャーマン・メタル界の重鎮としての存在感を放っています。
ところが、日本での状況は、初期こそ東芝EMIから（なぜかCDの値段が高かったですよね。。）日本盤が出てましたけど、本国に比べて当初から大きな注目はされませんでした。確かこのアルバム、筆者は廃盤フェアで廉価で手に入れた記憶があります。。その後、本国でインディーのマサカーレコードになってからは、日本盤すらリリースされないこともありました。
正統派のジャーマン・メタルをベースに、時にメロパワ風、時にメロハー風と、作品や楽曲毎の振り幅はあれど、あくまでもメロディを重視したメタルを追求していますからね。日本人の感性にフィットする方向性だけに、本国との人気の温度差は何とも不可解なところです。本来ならハロウィン辺りに続く存在になってもいいんですが。。
もっとも、アクシスの顔であるベルンハルト・ヴァイスの声質が、クセが強めのハイトーンで、好みが分かれそうですし、メンバーの風貌もごく普通のジャーマン・メタラーといった雰囲気で、キャラが立っていないですしね。。また、前述したように、作風の幅広さが、バンドの音楽性を却ってわかりにくくしている要因かもしれません。
今回ピックアップした「Little Look Back」は、一度聴いたら忘れられない、イントロから繰り返される、あまりに印象的なリフレインと、キャッチーで美しい、ひと筋の希望を与えてくれるメロディが織りなす、アクシスの代表曲にしてジャーマン・メタル屈指の名曲です！
この頃はキーボード奏者が在籍し、アクシスが持つメロディアスさを、良い方向に際立たせていますね。それもあって、今回はメロハー括りでご紹介しましたけど、この曲のサウンドのテイストは、ジャーマンというより、北欧のメロハー的な透明感すら含有しているように聴こえます。
デビュー作以外の作品は、ほぼストリーミング解禁されていますので、じっくり永き歴史を辿ってみたいですね！
ぜひ、一度聴いてみてください！
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