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【楽曲紹介】ヘヴィ・ボーンズ(HEAVY BONES)「Turn It On」

※これぞ80s!のイメージなヘア/グラム/LAメタル系を紹介していきます。

 

アメリカのハード・ロック・バンド、ヘヴィ・ボーンズ(HEAVY BONESが、1992年にリリースした1枚目のアルバム『Heavy Bonesの3曲目に収録。

 

クワイエット・ライオット以外でも数多いフランキー・バネリの参加作で、あまり注目されなかったのが、このヘヴィ・ボーンズです。フランキーが80sシーンにおける”過去の人”と見られてしまいがちな時期の作品でしたし、何よりこの小学生が書いたドラキーのようなジャケットデザイン(例えようがありません笑)の酷さときたら(汗)。。これで購入を躊躇したHM/HRファンも恐らくいたでしょう。結局、1枚きりでバンドも終わってしまいました。

 

ところが!内容の方は80sライクなアメリカン・ハード満載で、ヴァラエティに富んだ楽曲は水準以上ですし、プロデュースはリッチー・ズィトーが担当しているだけに、メジャー感ある高品質なサウンドに仕上がっています。

 

フランキー以外のメンバーも粒揃いで、キャッツ・イン・ブーツで活躍したジョエル・エリス(Vo)、ソロとしてのキャリアを確立していくゲイリー・ホーイ(G)、XーRAYの湯浅晋がLA時代に一時期活動を共にしたとされ、ヘリオンにも在籍したレックス・テニーソン(B)という布陣です。

 

ゲイリーは、93年のブライアン・メイのソロ来日公演に、オープニングアクトとして出演したのを観ましたが、ハードフュージョン風のギターインスト中心に奏でていましたので、メタル系のバンドでのプレイが聴けるのは興味深いですね。

 

乗っけから終始疾走しまくる、勢いたっぷりのオープニング「The Hand That Feeds」も最高なんですが、今回は対極にあるロッカ・バラード風の「Turn It On」をピックアップしてみました!

 

どちらの曲も迷いなく80sしまくっていて、涙ちょちょぎれますけど、もはやメロハーと言えるほどポップ&キャッチーで、フックの塊のようなメロディを堪能できる「Turn It On」は、心に染み入る佳曲ですね〜。ジョエルはこうしたタイプの楽曲も情感豊かに歌い上げていますし、バック陣も流石の的確な演奏を聞かせてくれます。

 

時代の狭間に取り残された良盤として、ストリーミングを通じて多くの80s好きなHM/HRファンに、改めて伝わって欲しいですね!

 

ぜひ、一度聴いてみてください!

Turn It On

Turn It On

  • Heavy Bones
  • ポップ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes