※誰が聴いてもヘヴィ・メタル!な楽曲を紹介していきます!
イギリスのヘヴィ・メタル・バンド、ロウグ・メイル(ROGUE MALE)が、1984年にリリースした1枚目のアルバム『First Visit』の1曲目に収録。
ストリーミングのおすすめで、ひときわ目にひく懐かしいジャケットを見つけてしまいました〜。片目がえぐれてサイボーグ化したパンキッシュなメタラーが、イラストで全面に描かれた、実に奇妙かつグロテスクなジャケットが目印なのは、ロウグ・メイルのデビュー作です!
こんなバンドいたなあ〜シリーズですけど、ロウグ・メイルが登場したのは84年のイギリスですから、NWOBHMの波もすっかり終息し、数少ないながらも次代のスターを探している頃ですね。
イギリスのケラング誌でも期待のニューカマーとして紹介されたロウグ・メイルは、そのジャケットが示す通り、元々はパンクを演奏していた面子がメタルに触発されて活動開始したバンドでした。それだけにメンバーの風貌にせよ、サウンドの方向性にせよ、絶妙にパンクの要素を内包したユニークなスタイルでした。
今回ピックアップした「Crazy Mortorcycle」は、彼らの代表曲と言える爆走ハード・ロックンロール&メタル・チューンです!タイトル名から連想しますけど、一聴しただけでモーターヘッドからの強い影響が感じられますね〜。
土煙を巻き上げながら爆走する、というよりももっとスマートにグイグイとぶっ飛ばしていくようなイメージがサウンドからは浮かびます。ノリの良い爆走曲が多く収められているので、モーターヘッド好きなら気にいることは間違いないでしょう。
当時日本盤がワーナーからリリースされましたけど、ノープロモーション状態で全く注目されませんでしたね。パンキッシュな要素がミックスされていたのが、却って80年代の中では中途半端な存在になったのかもしれませんが、再評価に値するバンドだと思いますので、まずはこの1曲から試してほしいですね!
ぜひ、一度聴いてみてください!
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