※誰が聴いてもヘヴィ・メタル!な楽曲を紹介していきます!
アメリカのヘヴィ・メタル・バンド、シリス・アンゴル(CIRITH UNGOL)が、1991年にリリースした4枚目のアルバム『Paradise Lost』の 1曲目に収録。
先日、80年代にメタル・ブレイドが放った伝説のコンピ『Metal Massacre』Vol.1が、40周年記念のLP盤でリリースされるということで、収録バンドからビッチをご紹介しました。
今回は、他にも密かに収録されていたバンドから、もうひとつ、シリス・アンゴルを取り上げてみましょう〜。
筆者がシリス・アンゴルに出会ったのは、80年代当時に中古レコードでジャケ買いしたのがきっかけでした。勇壮なエピックテイストのジャケをカッコええ〜と思い、これなら音も間違いないやろ〜、と期待に胸を躍らせて針を落としてみたんですが、、、第一印象は、出音が薄っ!(笑)
空間を活かしてるどころか、ただのペランペランでスカスカにしか聴こえない音(汗)にずっこけました。。曲も微妙だし、ヴォーカルは明後日の方向で素っ頓狂なシャウトをしてるし、、ということで、のちに”シケメタル”と揶揄されたサウンドと、いけてるジャケットとのギャップに、ある意味衝撃を受けましたね〜。
B級、いやC級メタルというんでしょうか、、こうしたバンド(他にも無数にいますけど)の洗礼を浴びることで初めて、良質な作品を聴き分けられるようになるんだと思います(笑)。とはいえ、この独特な世界観と、不器用なメタルバカ一筋感は、正直憎めないんですよね〜。世界の一部のメタルマニア達に愛されているのも頷けます。
今回ピックアップした「Join the Reigon」は、80年代の作品に比べて、エピック色が若干薄まったことで、より聴きやすくなった正統派のヘヴィ・メタル・チューンです!ヴォーカルは相変わらずクセが強い!ですけど、サウンドの整合性や分厚さも出てきて十分まともになってきてますね。Spotifyもこの曲が一番再生回数が多くて、安心しました(笑)。
80年代に残した3枚はかなりマニア色が濃いので(音は薄いですが笑)、本当にメタルのすべてを愛しているのか?と、聴き手にとってリトマス試験紙的な存在になりそうですけど、、サブスクで気軽に試してみるのもアリかと思います!
ぜひ、一度聴いてみてください!