※CDじゃなくても、ストリーミングで聴ける新作をご紹介します!
日本のヘヴィ・メタル・バンド、 アンラッキー・モルフェウス(UNLUCKY MORPHEUS)が、2022年4月27日、約1年9ヶ月ぶりフルとしては5枚目のニュー・アルバム『evolution』をリリースしました。
東方Projectやコミケでの作品など、正直言って何枚出ているのか正直把握しておらず(汗)、バンドのオフィシャルHPを参考にしてみました〜。以前、デジタル限定のシングル曲「"M" Revolution」をご紹介しましたが、それを含む待望のフルアルバムになります。
早速に数回リピしてみましたが、徹頭徹尾、とにかく密度が濃過ぎ!80年代からジャパメタを無数に聴いてますけど、これだけ穴が少ないアルバムはそう多くないと思います。演奏の技量にせよ、メロディの扇情度の高さにせよ、まあ一度聴いただけでもお腹いっぱいになりますね〜。
今作は、ジャケを見てわかる通り、Fukiを大フィーチャーした方向性にシフトしており、デスヴォイス無しで、悶絶級の歌唱をこれでもかと堪能できます。
さらに楽曲も、疾走系メロスピに振り切った前々作、モダンヘヴィネスのテイストを強めた前作とも方向性が異なり、速さ、ヘヴィネス、美旋律が見事な黄金比で共存し、色んなタイプの”あんきも”をバランスよく表現した、全くスキのない作品に仕上げてきたなという印象を受けました。
まあ、前作あたりが好きなファンは、ややヘヴィさが減退してしまった、と不満に思う可能性もありますけど、それを補って余りある新規顧客を獲得できそうな、全方位的なメロディック・メタルにまとめたのは、お見事としか言いようがありません。
アマゾンのCDランキング、メタル部門でも1位ですし、これは何もせずとも普通に売れるでしょ〜。そんなCDが好調な状況でも、ストリーミングで全曲、発売日から惜しげなく解禁してくれるところは嬉しいですね。しっかりリピートさせていただきます(笑)。
今回はアルバムから「アマリリス」をピックアップしました!正直、配信シングルの「"M" Revolution」が頭一つ抜けてる感がありますけど、速さやヘヴィネスに拘らず、フック満点のメロディアスに徹したこの曲は聴きやすく、Fukiのヴォーカルもじっくり堪能できて、個人的には、アルバムの中で1、2を争う好きな1曲です。
シングルの時も書きましたけど、これだけのバンドの契約を取り逃がしている日本のメジャーレーベルは、一体何をやってるんでしょうか。バンド側のやりたいことを尊重しつつ、ウィンウィンの関係を築ける方法を考えてほしいですが。。
メジャー、例えばソニーのアニソン部門とか合うと思うんですけどね〜。自分たちでマネジメントできてるので、必要ないのかもしれませんけど、これだけのポテンシャルを見せつけられると、狭いメタル媒体とか国内にとらわれずに、もっと高みを目指してほしいものです!
聴いてほしい度
88%
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