※80sメタル好きの暗黒期、90年代の良心的楽曲を紹介していきます！
オーストラリアのハード・ロック・バンド、B.B. スティール（B.B. STEAL）が、1991年にリリースした1枚目のアルバム『On the Edge』の7曲目に収録。
80年代中期に活動したオージー・ハード・ロッカー、ボスのメンバーだったクレイヴ・ソングラディ（Vo)とケヴィン・プラット（G)を中心に結成したB.B.スティール (Beg Borrow Steal) 。ドラムのジェイムズ・ヤングは、オーストラリアでヤングから察する通り、かのAC/DCのマルコム＆アンガスの甥にあたります。
アルバムのプロデュースを、デフ・レパードのフィル・コリンが担当していますね。フィルがオーストラリアにツアーで訪問した際に、B.B. スティールのことを気に入ったのがきっかけのようです。
このプロデュースが、ただ担当したという代物ではなく、自身もゲスト参加までしつつ、デフ・レパードのまさにクローンを生み出してしまったのが面白いところですね〜。それも『Hysteria』にまんまそっくりなサウンドメイキングには、たまげてしまいました〜。
似ているとかいう生易しい次元ではなく、惜しげも無くノウハウをさらけ出しすぎでしょ、コレ（笑）。ギターの重なって入ってくるアレンジとか、完全にジョー・エリオットの唱法が降臨したヴォーカルとか、コレだよコレ！といちいち声をあげたくなってしまいます（笑）。
今回ピックアップした「Precious Love」は、フック満点のキャッチーなメロディが心地よく刺さりまくる、レップス風味のアリーナ・ロックの佳曲です！仮にデフ・レパードのアルバムに収録されていても、かなり良い曲の部類に入るのは間違いなしの充実ぶりですね〜。
他にも粒揃いの楽曲が目白押しで、本当にこのアルバムは良くできてますよ。流石に本家『Hysteria』とまでは行かないですけど、次作『Adrenalize』より正直B.B. スティールの方が好きかもしれません（笑）。本家がお墨付きを与えただけある、ただのモノマネとは言わせない、一聴の価値のあるクオリティの作品だと思います！
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