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【楽曲紹介】 アル・ディ・メオラ(Al Di Meola)「Race With Devil On Spanish Highway」

※歌がなくても魅力的!HM/HRインストゥルメンタルの世界を紹介します。

 

アメリカのジャズ・フュージョン・ギタリスト、  アル・ディ・メオラ(Al Di Meola)が、1977年にリリースした、2枚目のアルバム『Elegant Gypsy 』の4曲目に収録。

 

インスト系の括りは、どんどんメタルを拡大解釈しています〜。ということで、今回のアル・ディ・メオラは、もちろんハード・ロックのギタリストではないものの、数多くのHM/HR系ギタリストに影響を与えてきた一人ですね。

 

イングヴェイを初めとした超一流ギタリストたちにジャンルを超えてリスペクトを受けているのは、革命と言える超絶な高速プレイ、アコギとエレクトリックの両方を駆使したスタイル、ラテン風味を絶妙に取り入れた独自の音楽性など、全てにおいて真にプロフェッショナルなギタリストとしてのミュージシャンシップが、貫かれているところでしょう。

 

とりわけHM/HRファンなら必ず抑えておきたい1曲が、今回ピックアップした「Race With Devil On Spanish Highway」です!「スペイン高速悪魔との死闘」という凄まじい邦題がつけられてますけど、見事なまでに楽曲を表現していますね〜。

 

この曲はライオットが90年のアルバム『The Privilage Of Power』でカヴァーしたことで、HM/HRファンに広く知られるようになりました。かくゆう筆者も、ライオットのヴァージョンがスリリングでカッコよく気に入ったので、オリジナルを聴きたいと思いチェックしたのが、ほぼ初めての経験でした。

 

70年代の音源だし、ジャンルも違うインストなのでもっと緩めなんだろうなあ、などと聴いてみたら大間違い!BPMはライオットより速いわ、ギターもしっかり歪んでいて数段スリリングだわで、緊張感の塊でしかない怒涛の演奏にぶっ飛ばされました。ライオットの解釈もなかなかでしたけど、オリジナルヴァージョンには勝てませんね。

 

茶店のマスターのような(笑)コスチュームと、ヒゲ&メガネの風貌が印象的なアルが、レスポールで凄まじい高速プレイを繰り広げる様を、動画サイトで確認できます。右手が見えないほどのフルピッキングは一見の価値ありです。この時、まだ23歳!の若さとは信じられません。

 

HM/HRから派生した音楽を聴く絶好の機会なので、他の楽曲も合わせて楽しんでみるのもいいかと思います!

 

ぜひ、一度聴いてみてください!

Race With Devil On Spanish Highway

Race With Devil On Spanish Highway

  • provided courtesy of iTunes

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