※生きる養分、大好物のメロハー曲を紹介していきます!
アメリカのメロディアス・ハード・ロック・シンガー、ミッチ・マロイ(Mitch Malloy)が、1992年にリリースした1枚目のアルバム『Mitch Malloy』の6曲目に収録。
カナダと国境を面するノースダコダ州出身のミッチは、シンガー、ソングライターとしての高い能力と歌唱力を武器に、ソロ活動をメインにしてキャリアを切り拓いてきたアーティストです。
加えて、近年では2018年から22年までグレイトホワイトのシンガーを務めましたし、96年にはヴァン・ヘイレンを脱退したサミー・ヘイガーの後任として、最終候補に上がっていました。まさにミッチの実力が認められてきた証と言えますね。
ソロとしてRCAからデビューを果たしたのが、メロディアス系にとって冬の時代の92年ですから、ミッチのアーティストとしての可能性が評価されたのでしょう。その期待に応えるように、80sのアリーナロック、メロハーテイストをふんだんに盛り込み、メジャー感たっぷりのビッグなサウンド・プロダクションも相まった、デビュー作とは思えぬ高品質な作品を完成させました。
収録された曲はミッチ自身のペンによるものが中心で、デズモンド・チャイルド等外部ライターも起用しているだけに、流石に粒揃いな佳曲が並んでいますね。参加メンバーもマイケル・トンプソン(G)、のちにボン・ジョヴィのメンバーとなるヒュー・マクドナルド(B)、エアプレイでお馴染みのトミー・ファンダバーグ(Cho)ら、一流のスタジオ系ミュージシャンがズラリ脇を固めています。
今回ピックアップした「Stranded in the Middle Of Nowhere」は、哀感たっぷりの美メロが織りなす、ボン・ジョヴィに影響された系(笑)の良質なメロハーチューンです!
イントロからして「Livin on A Prayer」全開で(汗)、ところどころ『サーペンス・アルバス』期のホワイトスネイクを匂わせ、、後半はもちろんボン・ジョヴィっぽく転調していき、、美味しいとこどりでもう最高です!
これが中途半端な出来ならともかく、ミッチのエモーショナルながらも濃すぎない、非凡なる歌唱力のおかげで、ビシッとミッチらしい色合いに染め上げているのは流石ですね〜。ヒューも参加していることですし、文句なしでしょう。他の曲も素晴らしいので、改めて評価されてほしいと思います!
ぜひ、一度聴いてみてください!