※これぞ80s!のイメージなヘア/グラム/LAメタル系を紹介していきます。
フィンランドのハード・ロック・バンド、ハノイ・ロックス(HANOI ROCKS)が、1981年にリリースした1枚目のアルバム『Bangkok Shocks Saigon Shakes Hanoi Rocks』の1曲目に収録。
マイケル・モンロー60歳!(ウソでしょ〜)の誕生日を祝って、ハノイ・ロックスがオリジナルメンバーで再結集!というニュースを見て、ハノイは1曲も取り上げてなかったなあと思い(汗)、今回はいってみましょう〜。
一時のリユニオンにはマイケルの他に、アンディ・マッコイ(G)、ナスティ・スーサイド(G)、サム・ヤッファ(B)、ジップ・カジノ(Ds)の5人が揃いました。それにしても82年7月以来のライヴと言うのですから、実に40年ぶり!ですよ。ライヴは9月23日に地元ヘルシンキで終了しているので、動画サイトにも出始めています。それを見ると流石に歳は取ったものの、マイケルは未だ雰囲気を残してますね〜。
このライナップで思い出されるのがやはり衝撃のデビュー作でしょう。日本デビューは翌年でしたけど『白夜のヴァイオレンス」と邦題がつけられ、モトリー・クルーと並んで紹介されていました。ジャケットも違い、白地に赤いバラのヴァージョンの方が日本人には馴染み深いでしょう。
筆者が当時のラジオで初めて聴いた1曲が、ハノイの代表曲のひとつ「Tragedy」でした。こちらも「白夜のトラジティ」の邦題で、やはりモトリーの「Live Wire」と続けて紹介、オンエアされたのを覚えてます。荒削りながらも、独特の妖艶な雰囲気を漂わせて、キャッチーなサビへと一気に流れ込んでいく展開が新鮮で、エアチェックしたテープを何度も聴き込みましたね〜。
そんな鮮烈な記憶も相まって、ハノイで1曲と言うと未だにこれを選んでしまいます。今やメタル大国として知られるフィンランドのHM/HRシーンの黎明期に、これだけのポテンシャルのバンドが突然現れた事実は、今考えても驚きでした。
何かとセットで紹介されたモトリーとは、その後、ラズルの悲劇で因縁となってしまったのは残念でした。それでも40年も経過した今、モトリーは元気に全米スタジアムツアーをこなしましたし、ハノイも1夜きりとはいえ、再び音を奏でたと言うことで、あの時代に生まれた伝説の2バンドが今も息づいている事実は、素直に喜ぶべきでしょう!
ぜひ、一度聴いてみてください!