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【楽曲紹介】セイダス(SADUS)「Black」

※思わず一人モッシュしたくなる!スラッシュ / デス・メタル系を紹介していきます。

 

アメリカのスラッシュ・メタル・バンド、セイダス(SADUS)が、1990年にリリースした2枚目のアルバム『Swallowed In Black』の1曲目に収録。

 

今回は年末の慌ただしい殺伐とした雰囲気にぴったりな(笑)、激烈スラッシュ系をいってみましょう〜。ベイエリア出身のセイダス(最初サダスって読んでました〜)は、のちにデス、テスタメント、メガデス、アイスド・アースをはじめ、錚々たるバンドから引く手数多の実力派ベーシスト、スティーヴ・ディジョルジオを輩出したバンドとして知られていますね。

 

87年にメタル・チャーチのギタリスト、ジョン・マーシャルをプロデューサーに迎えたデビュー自主制作盤で評判を上げ、ロードランナーと契約。リリースしたのが本作でした。当時このアルバムをスラッシュ好きの知人がLPでたまたま買ってしまい、、クソジャケコンテストがあれば間違いなく上位にランクインしそうなのに、よくぞ手を出したなあ〜と、呆れ感心したものです(笑)。

 

面白いそうなのでとりあえず借りて、何の期待もせずに流れ始めたのが、今回ピックアップしたオープニングの激烈スラッシュ・チューン「Black」です!不穏極まりない長いSEからして、どうせこけおどしだろうと思いきや、意外にも整合性の塊のような怒涛のスラッシュが炸裂!

 

音は正直ペラペラながら、ん?これは普通に演奏バカテクじゃねえ?と思わずヴォリュームをあげてしまいました。スティーヴのフレットレスベースがブンブンと唸りをあげているのも凄いんですが、ジョン・アレンのドラムとのあり得ないユニゾンが連発する、鬼のコンビネーションはヤバすぎでしょう!

 

流石にアルバム1枚、密度濃すぎの楽曲がこの調子で続き、胃もたれを起こしましたけど、、ベイエリア勢の層の厚さには驚かされましたね〜。流石にマニアック過ぎて本作は日本未発売となり、ビル・メトイヤーをプロデューサーに迎え、サウンドプロダクションが格段に向上した次作A Vision of Misery で日本デビューを飾りました。劇薬のようなメタルなので、最初に聴くなら次作からが良いでしょうね!

 

ぜひ、一度聴いてみてください!

Black

Black

  • Sadus
  • メタル
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes