※生きる養分、大好物のメロハー曲を紹介していきます!
ドイツのメロディアス・ハード・ロック ・バンド、ドリームタイド(DREAMTIDE)が、2001年に制作した1枚目のアルバム『Here Comes The Flood』の3曲目に収録。
ヘルゲ・エンゲルゲの急死から数日が経過しましたけど、SNSのトレンドにランクインしていましたし、日本のHM/HRファンに愛されたアーティスト、ギタリストであるのを改めて実感させられました。
ヘルゲの追悼に際しては、個人的に今でもフェイバリットなメロハーのひとつ、フェア・ウォーニングのデビュー作を選んだんですが、ことヘルゲに関してはドリームタイドとしてのイメージが、より強く残っています。
メロハーの救世主として90年代を支えたフェア・ウォーニングが、まさか新世紀とともに解散するとは思わず、メロディ派には大きな衝撃でしたよね。けれども、それほど時を待たずに次々と元フェア・ウォーニングのメンバーが新たなバンドで活動を始めたのは素直に喜ばしい状況でした。
トミーのソウル・ドクターはともかく(汗)、アンディのラスト・オータムズ・ドリーム、そしてヘルゲに同じフェア・ウォーニングのCCベーレンス(Ds)、ツアーメンバーのトーステン・リューダーヴァルト(Key)も加わったこのドリームタイドは、本家の流れを汲む、メロディアスな方向性にフォーカスした音像で、日本のファンの溜飲を下がたものです。
シンガーのオラフ・ゼンクバイルが何かとトミーと比較されがちでしたけど、楽曲にしてもメロディアスであること以外は、オラフの歌唱ぶりも作用して似て非なるものであり、ヘルゲの新たな音楽を創造していく意地を感じさせるものでした。
1曲目に収められたフェア・ウォーニングらしさ全開の「What You Believe In」はとりわけ人気の佳曲でしたが、今回ピックアップした「Come with Me」は、負けじと強力なサビのフックを放つ、メロディアス・ハード・ロック・チューンです!
ホントこのサビのタイトルコールと「Catch the Rainbow~」のフレーズは、脳内リピートへと誘いますよね~。雄大にそして希望を感じさせるメロディやアレンジは、自ずとジーノの音世界を想起させてくれます。こうした曲調だけに、ヘルゲのスカイギターも弾きまくり嘶き、その技量とメロディセンスを存分に堪能できるでしょう。
ぜひ、一度聴いてみてください!