※生きる養分、大好物のメロハー曲を紹介していきます!
アメリカのメロディアス・ハード・ロック ・プロジェクト、ハーラン・ケージ(HARLAN CAGE)が、1999年に制作した2枚目のアルバム『Double Medication Tuesday』の10曲目に収録。
前回のメロハー括りでロジャー・スコット・クレイグ(Key、Vo)絡みの101サウスをご紹介しましたが、今回はロジャーがフォーチュンでの盟友、ラリー・グリーン(Vo)とともにクリエイトしたハーラン・ケージでいってみましょう〜。
94年に西海岸でスタートしたハーラン・ケージは、96年に今はなきMTMミュージックからデビュー作をリリースし、日本でもデビューを果たしました。当時のアメリカのミュージックシーンの潮流を考えると、恐ろしいほどに時代錯誤のメロディアスなロックを標榜したわけですが、日本ではメロディ愛好家に歓迎の声を持って受け入れられます。
余勢を買って、98年、99年、さらに2002年と実にコンスタントにアルバムをリリースしていきました。しかもそのどれもが信じられないほどに叙情的な美旋律の宝庫で、ロジャーとラリーの枯れることのないメロディへの飽くなき拘りは、もっと評価されるべきでしょう。
甲乙つけがたい作品が並びますが、楽曲の質とプロダクションの良好さ加減で、個人的にはこの2枚目が特に好きですね〜。音の素晴らしさとは裏腹に、ジャケットのアートワークが酷い(汗)ハーラン・ケージですけど、本作だけは音のイメージとマッチしています。
いい曲だらけで結構迷いますが、今回ピックアップした「As You Are」は、フォーチュンの名曲「Stacy」を彷彿とさせる、テナー・サックスをフィーチャーしたメロディアス・ロック・チューンです!哀愁たっぷりの響きが、楽曲の世界観により深みを与えていますね。強烈なフックを伴うサビメロとコード進行の叙情性は、深い感動へと誘ってくれます。
全4枚のアルバムに加えて、ベスト盤もストリーミングで聴けますが、現時点ではSpofityの契約が切れているようで、Apple Musicだけになります。迷いそうならまずはベスト盤で美メロの洪水に酔いしれてほしいですね!
ほんと良い曲が多いので、また機会があれば別曲もご紹介したいと思います!
ぜひ、一度聴いてみてください!