※誰が聴いてもヘヴィ・メタル!な楽曲を紹介していきます!
カナダのヘヴィ・メタル・バンド、ライオット・シティ(RIOT CITY)が、2019年にリリースした1枚目のアルバム『Burn the Night』の2曲目に収録。
オリンピックを思い出す地名のアルバータ州カルガリー出身で、2011年に結成されたライオット・シティ。ギリシャ・アテネのマニア御用達レーベル、ノーリモース・レコーズからリリースされた本デビュー作が、日本の輸入盤市場で評判となり、一躍正統派メタルマニアの注目を集めましたね。
いわゆるNWOTHM(ニューウェイヴ・オブ・トラディッショナル・ヘヴィ・メタル)なんてカテゴライズされてますけど、それはともかく正統派のメタルファンには、純粋に楽しめるニューカマーが出てきたことは素直に嬉しいことでしょう。
ライオット・シティというバンド名からしてそのまんまですけど、「Thundersteel」期のライオット辺りを彷彿とさせる疾走感溢れるパワー・メタルが現代に蘇ったかのようですね。デビュー作のジャケットはグレイヴストーンを思い出してしまいました(笑)。
約3年後の昨年リリースされた2枚目では、専任かつ超絶杯トーンのシンガーが加わり、よりパワーアップした印象も受けますね。2枚のアルバムは甲乙つけがたい出来ですけど、個人的には楽曲自体は、デビュー作の方がより80sのパワーメタル風味強めで琴線を刺激してくれます。
あと、2枚目は音も太くなりサウンドプロダクションが向上していますけど、その分個々のプレイが明確にわかるので、リズムのズレとかまだまだ未完成の部分がちょっと気になってしまいました。
デビュー作は全体にもわ~ンとリヴァーヴがかかっていて、これも80sっぽくていい塩梅なんですよね~。兼任のシンガーも普通に巧いですし、あくまでも好みでしょうが、ついついストリーミングでも1枚目を聴いてしまいます!
今回ピックアップした「Burn the Night」は、タイトル曲にしてライオット・シティの代表曲のひとつといえる、一撃必殺のパワー・メタル・チューンです!2バスで疾走しまくる怒涛の展開と効果的なツインリード、超音波系ハイトーンの組み合わせは、鉄板でヘッドバンギング誘発決定です!
Keep It Trueのライヴ映像を見ると、まだまだ素人臭さがかんじられるものの、オッ!と思わせる瞬間もあるので、バンドとして順調に成長してほしいですね!
ぜひ、一度聴いてみてください!
ライヴ映像はこちら!