※思わず一人モッシュしたくなる!スラッシュ / デス・メタル系を紹介していきます。
イギリスのスラッシュ・メタル・バンド、リ・アニメーター(RE-ANIMATOR)が、1989年にリリースした1枚目のアルバム『Condemned to Eternity』の2曲目に収録。
リ・アニメーターは、87年にイースト・ライディング・オブ・ヨークシャー結成されたブリティッシュ・スラッシャーですね。80sのスラッシュムーブメントでは、雨後の筍のごとく登場した後発組のひとつに数えられます。
活動初期にデモを作りますが、これが親交のあった同郷のスラッシャーであるアシッド・レインの手を介して、彼らが契約していたミュージック・フォー・ネイションズの手に渡ります。それがきっかけでリ・アニメーターも同レーベルとアルバム3枚の契約をゲットすることになりました。
このミュージック・フォー・ネイションズと傘下レーベルのアンダー・ワン・フラッグ(カタカナだらけで長いですね笑)は、日本のCBSソニーとのライセンス契約があり、日本盤もリリースされています。当時は当たり前のように思ってましたけど、今考えると、このクラスのバンドまでもメジャーからCD化されていたのは、恵まれた時代だったんですね~。
今回ピックアップした「Chain of Command」は、分厚い音の壁と音数多めながらも、ボーカルがしっかりメロディを歌い上げるスラッシュ・メタル・チューンです!ちょいとドラムがドタバタ気味ですけど、テスタメント辺りを彷彿とさせるテイストも感じられて憎めません。
ムーブメント当時は飽和状態で、赤色のジャケットこそ印象に残っているものの、正直そこまで真剣に聴いてなかったかも?(汗)。ところが今聴くと、良い意味で何の変哲もないスラッシュが安心、新鮮に響いてきます。
面白いのが中間のギターソロで、ラウドネスの「Crazy Doctor」そのまんまのフレーズが登場するところですね~。アキラ・タカサキのファンに違いありません(笑)。ストリーミングでは当時の日本盤同様に、デビューEPとのカップリングで両方楽しむことができます!
ぜひ、一度聴いてみてください!